【DEEP91】牛久が横山とのスクランブル戦を3-0で制す
【写真】テイクダウン狙いをキムラで耐える牛久(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET
<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎(日本)
Def.30-27.29-28.29-28.
横山恭典(日本)
サウスポーの牛久に対し、左を振るっていった横山がバランスを崩す。すぐに上を取ろうとした牛久だが、横山が立ち上がる。ワンツーを振るった牛久に組みついた横山がケージに押し込む。左腕を差し返し体を入れ替えた牛久だが、再び横山が押し返しハイクロッチからダブルに移行する。さらにシングルを仕掛けた横山がテイクダウンに成功。ハーフでエルボーを打った横山がスクランブルでバックへ。背負いのように前方に横山を落とした牛久だが、ハイキックにシングルレッグを合わされヒザをつく。ウィザードでバックを許さない牛久は立ち上がって払い腰、さらにサッカーボールキックを放つ。横山が再び組みついたところで初回が終わった。
2R、ワンツーで右を当てた牛久に対し、横山が右を返す。そこにワンツーを合わせようとした牛久が、続く飛び込みからの打撃戦で左フックを被弾する。横山の右に組んでいった牛久がケージに押し込むも、横山も左腕を差し替えて落ち込み返す。ケージレスリングが続き、目まぐるしくポジションが入れ替わるなかレフェリーがブレイクを命じる。残り1分、牛久が左ミドル、横山が右ミドルを返す。互いに左フックを空振りし、距離を測り合いに。横山がワンツーを放ち、やや遠いレンジの打撃戦のままラウンド終了を迎えた。
最終回、牛久が左ミドルを入れ横山の姿勢が乱れる。横山のローにテイクダウンを合わせた牛久だが、すぐに立ち上がった横山が逆にケージに押し込む。シングルに対し、キムラで抵抗した牛久だが極めきることはできない。ボディロックから足を束ねていった横山が、立ち上がって小外掛けも牛久が耐える。姿勢を低くし、シングルに出た横山は逆に体重を浴びせられた下になり、ガードを強いられる。
バックに回った牛久を前方に落とした横山が、ケージに押し込む。残り2分で離れると、横山の右ローに牛久が組みついてドライブする。体を入れ替えた横山のシングルをキムラで切り返し、スクランブルへ。キムラを続けた牛久だが、横山が腕を抜く。ここで押し込んだ牛久がテイクダウンに成功し、最後にもう一度テイクダウンを狙う。横山が逆にケージに押し込み返し、タイムアップ──牛久が3-0の判定勝ちを収めた。