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【Invicta FC PR02】ベネットにリベンジ達成のマーヴェリックがフェニックス・ライジングTを制す

<フライ級T決勝/5分3R>
ミランダ・マーヴェリック(米国)
Def.3R3分38秒by RNC
ディアナ・ベネット(米国)

サウスポーのマーヴェリック、オーソのベネットがともにジャブ&ローで間合いを測る。左ストレートを伸ばしたマーヴェリックが左ミドル、ベネットの前進に前蹴りを入れる。準決勝までと同じように左ストレートをダブルで伸ばすマーヴェリックが、右ローにつなげる。左ローで前足を削り、テイクダウン狙いをけん制して左を連打するマーヴェリックのペースで試合は進む。

ベネットは左の蹴りをキャッチしてシングルでドライブ、ケージに詰めハイクロッチへ。ダブルを切り替えてもケージを背にしたマーヴェリックが耐えきり、初回が終わった。

2R、マーヴェリックが右サイドキックを見せ、左前蹴りへ。さらにオーソに構えて右ジャブを連続で当てる。サウスポーに戻し左ストレートをヒットしたマーヴェリックが、左ローを蹴り込む。前に出るマーヴェリックをショートの左で止めたベネットがローに右を合わせようとする。ベネットは左ミドルをキャッチし、ケージに押し込む。体を入れ替えたマーヴェリックがシングルで逆にテイクダウン。すぐに立ち上がったベネットがダブルレッグ、マーヴェリックは側頭部にエルボーを打ちつけ、ケージを使って倒れない状態が続いた。

懸命に押し込み続けるベネットに対し、マーヴェリックは背中に乗ろうという動きを見せてから、下になると即三角絞め狙いへ。糸通しのように腕を取ろうとしたマーヴェリック、積極的なガードワークを見せタイムアップに。

最終回、鋭い左ミドルを蹴ったマーヴェリックが、左ストレートを当ててシングルレッグへ。ハイクロッチからダブルレッグ、さらに逆側へのハイクロッチに移行してテイクダウンを奪う。スクランブルを試みたベネットだが、背中を取られ両足のフックを許す。ケージを背負うように座ってバックを制したマーヴェリックが後方からパンチを入れ、アゴの上から絞めへ。自ら背中をつけるとパームトゥパームで絞めたマーヴェリックに対し、ヒジを押して耐えるベネットだったがRNCクラッチに切り替えらると、アゴの上からネックロック気味となりタップを強いられた。

今年の2月に判定負けを喫しているベネットへのリベンジを果たし、Phoenix Risingフライ級トーナメントを制した。「柔術がキーだった。勝つために一歩ずつ進んだ。チーム・メイトに感謝している」と話したトーナメント・ウィナーは涙を見せた。


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