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【UFN162】シンガポールでベン・アスクレン✖デミアン・マイア、至高の取っ組み合い決定!!!!

UFN162【写真】組み技好きは見逃せない──アスクレン✖マイア!!(C)MMAPLANET

26日(日)、UFC日本広報窓口より10月26日(土・現地時間)にシンガポールのカランにあるシンガポール・インドアスタジアムで開催されるUFN on ESPN+20: UFN162のメインでベン・アスクレン✖デミアン・マイアのウェルター級マッチが組まれることが発表された。


7月のホルヘ・マスヴィダル戦で衝撃的な05秒KO負けを喫したアスクレンの再起戦がシンガポールで組まれることが決まった。カレッジレスリングで2度のNCAA D1優勝、オールアメリカンは4度獲得、フリースタイルで北京五輪に出場しているアスクレンは、MMA転向後は7戦目にしてBellator世界ウェルター級王座を獲得。4度の王座防衛後にフリーランスになるとUFCとの交渉がまとまらず、シンガポールを拠点とするONEと契約し、Evolve MMAに所属していたこともあった。

ONEでもウェルター級の頂点に究め、一度は引退宣言。その後、昨年11月に前代未聞のデメトリウス・ジョンソンとトレードという形でUFCと契約を果たした。今日までシンガポールでは青木真也戦も含め3戦3勝という結果を残している。そんなアスクレンが実にプロ21戦目の初黒星から、再起を賭けて戦う相手がマイアというのは組み技好きのファンには格別なマッチアップといえる。

2005年コパドムンド、2007年ADCC88キロ級で優勝、ミドル級とウェルター級でUFCの頂点に挑んでいるマイアはブラジリアン柔術のエッセンスを最もMMAで生かすことができるファイターといえる。当然MMAにはパウンドも含め、打撃は存在する。ただし、両者が使う打撃はあくまでも組むための布石でしかなく、この一戦は真っ向からのグラップリング合戦が見られるに違いない。

マイアとしては圧倒的なテイクダウン防御を誇るレスラーは、実はストライカーと対するよりも厳しい試合になるケースが多いが、アスクレンは突き放すだけでなく、自らもコントロール=ライディングするフォークスタイルの権化であり、そのような視点からもパウンドやエルボーもあるものの組み力勝負となるだろう。

相手の体を制するという点において、競技特性を考えてもフォークスタイルのアスクレンが優位という見方も成り立つ。では、マイアが上になった時の抑える力が問われる。この場合、アスクレンのフォークならでは背中を見せて立ち上がり胸を合わせるスクランブルに対して、マイアのバック奪取と足のフック、さらには絞めという流れがどれほど効果的なのか。

下になった時もアスクレンはファンキーロール、マイアはハーフガードからスイープという違った形での崩しを持つ。強いていうならば相手の中心軸を自らの中心で抑えるアスクレンと、相手の中心線を先端部分から崩すマイア。フォークスタイル・レスリングのアスクレンは柔術を消化することで強さを増し、柔術のマイアはレスリング力をつけることでより柔術力をアップさせた。そんな両者のMMAは、世界最高峰の組み力が相対するグラップル=取っ組み合いとなろう。

そんなメインに加え、ライト級のマイケル・ジョンソン✖スティーヴィー・レイ。ドンテイル・メイス✖シリル・ギャン、モーリス・グリーン✖セルゲイ・パブロビッチというヘビー級の2試合、3つの米✖欧対決も決定しているシンガポール大会。今週末の中国・深圳大会を経て、日本勢も含めアジア勢のカードが追加されると思われる。

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