【UFN156】ローを効かされガードを取ったフレイタスが、グティエレスにスプリット判定で下る
<バンタム級/5分3R>
クリス・グティエレス(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.27-30
ジェラウド・ジ・フレイタス(ブラジル)
飛び込んで左リードフックを振るい、ローから左ジャブを当てるフレイタス。グティエレスは左ミドルから右ローを蹴るが、そこにフレイタスが右を合わせる。グティエレスは右ローを続けスイッチ、フレイタスが左ボディフックを入れる。オーソに戻し右ローを蹴ったグティエレスにフレイタスは左ローを蹴り込む。グティエレスの後ろ回し蹴りをキャッチしそこなったフレイタスが、連打を放ちながら前に出て右アッパーをヒット。さらに左ボディ、右フックを当てる。
ダブルレッグで片ヒザをつかされた状態から立ち上がったグティエレスは、後ろ回し蹴りに右フックをカウンターで合わせる。蹴りはグティエレス、パンチはフレイタスというなかでフレイタスのローで足払いのようにバランスを崩したグティエレスは、続くクリンチの攻防でテイクダウンを許す。フレイタスが足を一本抜いたところで初回が終わった。
2R、スイッチスタンスのグティエレスに左ハイを見せ、プレッシャーを掛けるフレイタスは右ローでバランスを崩す。すぐに立ち上がり前に出るフレイタスは、ローに右を打っていく。テンカオが急所に入り、グティエレスがブレイクを要求。再開後、ダブルレッグを切られながらもパンチを振るって前に出たフレイタスが、再びローで尻もちをつく。立ち上がったフレイタスはダブルレッグでテイクダウンを決めハーフ、足を抜きつつ枕でプレッシャーを与える。グティエレスは足を抜かれた直後にスクランブルへ。背中を取ったフレイタスは前方に落とされるが、ハイガードから絞めを狙う。
立ち上がったグティエレスがローを入れるのに対し、フレイタスは寝技を求めてシッティングを続ける。ここから足関節を狙ったフレイタスは、最後はガードに捕えたがエルボーを落とされラウンドを落とした。
3R、ケージの前を回るグティエレスにヒザを見せたフレイタス。グティエレスも飛びヒザを返し、フレイタスの前進に頭がぶつかる。グティエレスの右ローで、倒れたフレイタスがシッティングを続け、ウルグアイのファンはブーイング。フレイタスが立ち上がると、グティエレスは頭部のカットでドクターチェックを受ける。再開後、組みから引き込んだフレイタスは、立ち上がってもローで転がりガードを取る。
グティエレスは右だけでなく左ローも蹴るが、フレイタスは大振りのパンチを続けケージを背負ったグティエレスに右を当てる。さらに前に出るフレイタスに対し、グティエレスがカウンターを狙う。最後までパンチを振るって前進し続け、その拳がグティエレスの顔面を捕えたフレイタスにも最後は大きな声援が送られた。
ローを効かされた際に下からの攻撃が体に染みついているのか引き込みを選択してしまったフレイタスは、終盤のパンチで攻勢だったが、スプリット判定でグティエレスに凱歌が挙がった。