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【ONE97】崖っぷちの若松佑弥、対戦相手が前ONE世界フライ級王者ジェヘ・ユースタキオに

Geje【写真】若松にとってユースタキオ戦の結果は、マクラーレン戦よりずっと重くなる──3連敗は許さない戦いだ (C)MMAPLANET

8日(月・現地時間)、ONE Championshipより8月2日(金・同)にフィリピンはマニラのMOAアリーナで開催されるONE97「Down of Heroes」で若松佑弥生が前ONE世界フライ級王者ジェヘ・ユースタキオと対戦することが発表された。


(C)KEISUKE TAKAZAWA

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同大会で若松は豪州のリース・マクラーレンとワールドGP補欠戦を──初戦敗退同士で戦う予定であったが、準決勝でダニー・キンガドと対戦するはずだったカイラット・アクメトフが負傷欠場し、若松ではなくマクラーレンが代替出場へ。若松は補欠戦でユースタキオと戦うことになった。

ステータス的にいえばユースタキオはマクラーレンより格上で、若松としてもよりチャレンジングな試合となる。キンガド、DJ戦と連敗中の若松にとってオセロでいえば──2つの黒を白に変えることが可能な相手ともいえる。ただし、長身のグラップラーであるマクラーレンに対し、ユースタキオはまるでタイプの違うラカイ・スタイルの権化だ。

散打出身、鋭い回転系やサイドのキックは当然として、エドゥアルド・フォラヤンやケビン・ベリンゴンの第一世代よりも攻めるグラップリングを使う選手でもある。一方でラカイ新世代のキンガド、ジョシュア・パシオのように積極的にテイクダウンにいくかといえば、そうでもない。いわばクラシック・ラカイ・スタイルでよりグランド、サブミッションへの理解が深いファイターだ。

当然にようにテイクダウン・ディフェンスには長けており、そのテイクダウンを許さないための遠い位置から近い距離へのレンジのコントロール、ONE判定で効果的となる打撃を使いこなす。若松としては全局面の総力戦で、体力を削られないことが最重要か。

日本のファンとしても、若松の良さをダイレクトに消してくるマクラーレンとの戦いよりも、得意分野ですかし合いも含め鍔迫り合いが見られるユースタキオ戦は文字通り激闘が期待できるだろう。

エドゥアルド・フォラヤン✖エディ・アルバレス、ホノリオ・バナリオ✖ティモフィ・ナシューヒン、前述したようにキンガド✖アクメトフ、そしてユースタキオの出場と、フィリピンのファンにとってメガファイトとなる同大会。

若松以外に日本から松嶋こよみがマーチン・ウェンの持つ世界フェザー級王座に挑み、和田竜光はデメトリウス・ジョンソンとワールドGP準決勝、仕切り直しの岡見勇信と竹中大地はジェイムス・ナカシマ、レアンドロ・イッサ戦が控え、三浦彩佳はサマラ・サントスを相手にONE二勝目を目指す比&日オールスター戦となる。

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