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【Pancrase306】無差別級の試合が中止になった瀧澤謙太と酒井代表がケージの中で語ったこと

Pancrase 306【写真】齊藤ドクターは「メディカル検査を通過しませんでした。選手が安全に試合ができる環境が担保できないのでストップとしていただきます」という趣旨のことを話し、マイクは酒井代表、そして瀧澤の手に渡った (C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

瀧澤謙太とダスタン・オムルザコフが中止になったことを受け、齊藤直人ドクター、瀧澤謙太、そして酒井正和パンクラス代表がケージのなかで経緯の説明と心境を語った。


酒井正和代表
「選手が急遽2日前に変更になりまして、前日の計量問題も色々あったのですが、瀧澤選手はそれでも試合を決行したいという意志──それもパンクラスとしては尊重しながら、しかしながら今日の血液検査がパスできなかったということはスポーツMMAをやっているパンクラスとしては、これ以上試合をやることはできないと。で、まぁウチは選手を守ることが仕事なので。そういった意味では瀧澤選手の応援に期待を込めてご来場いただいたファンの皆様にここはちょっと、この場を借りてお詫びを申し上げたいのと、このあと瀧澤選手にコメントもいただきますが、パンクラスとしては次の瀧澤選手の試合、チケットを購入いただいたファンの皆様には無料でご招待いたします」

瀧澤謙太
「今回、僕のため忙しいなか応援に来ていただいた皆さん、スポンサーさん、本当に申し訳ございませんでした。計量前日の夕方の5時半にリッキー・キャンプ選手が来ないって連絡が入り、71キロの契約で10キロ重い契約だったらキルギスのダスタン選手とできるって言われ、あのう……それで急遽、試合を飛ばすわけにはいかないし、応援してくれているファンの皆さん、スポンサーしてくれている皆さんの気持ちを裏切るわけにはいかないので試合を受けることにしました。

でも今回、計量で7キロ差というので……僕は関係ないと思って、どうなろうが倒してやろうと思っていたんですけど、あのう血液検査が通っていないというのを今の、試合の2試合前に聞いて。もうバンテージも巻いて、準備万端に備えてきたのに凄い悔しいです。

次、僕のランキングの上の選手はチャンピオンのハファエル・シウバと金太郎選手──が、7月にタイトル戦が決まっているんですけど、次、勝った方、チャンピオンと試合を組んでもらえたらと思っています。社長、チャンピオンとやらせてください」

瀧澤のコメントを受けて、酒井代表
「本当にあのう裏切る形で本当に申し訳ございません。でも、パンクラス──続けないといけないので。選手を守らなきゃいけないので。ホント、スイマセン」

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