【DEEP90】オーロラ☆ユーキ戦に向け。小見川道大─02─「想像力と集中力、それは愛ですからね」
【写真】野獣にしてロマンチスト、小見川道大(C)MMAPLANET
29日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP 90 IMPACTで実に3年4カ月振りにMMAを戦う小見川道大インタビュー後編。
衰えを知らない肉体と運動能力も、試合勘という計り知れない不安は付きまとう。そして対戦相手オーロラ☆ユーキの粘り強さを認識した上で、小見川は想像力と集中力を兼ね備えた自分に絶対の自信を持つ。
<小見川道大インタビューPart.01はコチラから>
──ビンビン以上なんて、あるのですか!!
「想像力と集中力ですね」
──う~ん、どういうことなのか……。しかし自信が漲っていますし、パイセンのエピソードは人知を超えたところがありますからね。
「ハイ。超えました」
──いやぁ、でも若いってことですね。
「ビンビンを超えていますからね。若いというか、もうそこを完全に通り越しているので……集中力と創造力、それは愛ですからね。ただ、MMAは相手があってのことでこっちを倒しにきているので難しい部分はありますよね。いかに集中して、想像できていても」
──集中力と想像力の小見川選手を倒しにくるのが、オーロラ☆ユーキ選手です。
「全く甘く見ることはないです。ONEで秋山選手の復帰戦を見て、アレって皆も感じたと思います。動けているけど、全然違う。頑張っているし、気合も入っていた。でも、違う。試合間隔というものは敵だと思っています。
なによりオーロラ選手自身、映像もチェックしましたし弱くない。むしろ強いです。気持ちの面でも、取られそうになっても持ち直す。ドロドロの試合になっても、気持ちは折れないし逆転勝ちも多い。ドロドロの試合に強い選手は、強い選手なんですよ。だから、この試合間隔という敵も相まって厳しい試合になると踏んでいます」
──それでも過去の実績を考えると、「小見川が勝つだろう」という声も多いかと。
「ハイ。ただし、そこも含めて全てが想定内です。自分が3年前の自分でないことも分かっています。だから、新たに作り直しました。僕がMMAを戦っていなかった間もオーロラ選手は戦い続けてきたわけだし、でも負けないです」
──復帰戦を前にして、新たな目標というものは設定されたのでしょうか。
「まずはこの試合ですね。ここで勝ち、佐伯さんと話をして今後のことは決めていきたいと思います。とにかく佐伯代表には感謝しています。なので先のことも、話し合っていきたいと思っています。何よりもまずはオーロラ選手との試合をしっかりとやり切ることです。で、できれば2カ月、3カ月に試合をしたいと思っています。勝しかない試合です」
──では最後に集中力と創造力をいかして、意気込みのほどをお願いします。
「3年4カ月振りの試合なんですけど……あのう、より格好良い小見が✖〇ヒロを(苦笑)」
──噛んでいるじゃないですか!!!
「アハハハ。ちょっと待ってください……集中します」
──ではお願いします。
「より格好良い、小見川道大を見せたいと思います!!」