＜バンタム級／5分3R＞
マイルズ・ジョンズ（米国）
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
リッチー・サンチアゴ（米国）

LFAミドル級王者のジョンズの戦績は8勝0敗、対するサンチアゴは7勝1敗のファイターだ。サウスポーのサンチアゴが頭を下げて左を振るう。ワンツーを入れたジョンズが、ケージに下がったサンチアゴに連打を繰り出し組んでいく。離れたジョンズが左を入れるが、同時にミドル蹴ったサンチアゴにアイポークがあったと試合が中断される。再開後、ワンツーから右フックを当てたジョンズは、低い姿勢が右フックをタイミングよくヒットさせる。

サンチアゴは左ローを蹴っていくも、そこに右を合わせるジョンズのペースで試合が進む。右フックを当てる流れで、シングルレッグからダブルにスイッチしテイクダウンを決めたジョンズ。サンチアゴはハイガードで固め、ガードが解けると両者が立ち上がってケージにジョンズが押し込む。離れたジョンズは変わらず右フックを内、再びシングルレッグへ。自ら後方に倒れてスイープを狙ったサンチアゴだが、ジョンズがトップをキープしクローズドガードのなかでタイムアップを迎えた。

2R、サンチアゴが左の蹴りを繰り出すが、ジョンズは右フックを構わず当てる。続く右フックでダウンを奪ったジョンズはダースチョークへ。自ら背中をつけたサンチアゴがエスケープに成功すると、スクランブルがスタンドに戻ったジョンズはダブルレッグを直後に決める。ジョンズが立ち上がったところについていったサンチアゴは、ギロチンから引き込まれると同時にサイドへ。

ギロチンを抜いてバックに回り込もうとするサンチアゴとのスクランブルを制したジョンズが、ハーフでトップに収まる。しばらく抑えに徹したジョンズが、立ち上がるとサンチアゴが蹴り上げを狙う。これを捌いてパスをしたジョンズが肩固めを狙うと、防いだサンチアゴがフルガードに戻す。優れたガードワークと粘りをみせるサンチアゴだが、劣勢のまま最終回を迎えることとなった。

3R、左ジャブから右フックを当てたジョンズは、動きが止まったサンチアゴに連打を見舞い、ヒザをボディに突き上げてダウンを奪う。パウンドで試合を決めにいったジョンズに対し、サンチアゴはスクランブルからバックを伺う。胸を合わせたジョンズがシングルレッグで、サンチアゴをケージに押し込む。攻め疲れも見えるジョンズは右フックを繰り出し、足を止めての打ち合いでアッパーを打ち込む。

サンチアゴはスピニングバックフィストを空振りしバランスを失い、直後にダブルレッグでテイクダウンを奪われる。それでもギロチン・スイープを極めるとマウントへ。背中を見せたジョンズは、ワンフックのサンチアゴの左足を取ってバックを許さない。動きが止まるとレフェリーがブレイクを命じ、試合はスタンドへ。体の軸が乱れながら左フックを振るうサンチアゴは、手だけ前に出るシングルレッグを切られギロチン狙いに引き込む。

はからずともトップを取ったジョンズは、ガードなかに収まる。圧倒しながらフィニッシュできないと印象が悪くなるという厳しい状況での一戦に、ジョンズはスタンドを選択する。ダブルレッグで倒し、サイドを取ったジョンズはタイムアップと同時に大の字になった。

ジャッジの裁定は当然、ジョンズを支持。3-0のフルマーク判定勝ちを手にしたジョンズは「サンチアゴのタフさに驚いた。でも自分のパフォーマンスにはハッピーだ。UFCで戦う準備はできている」と話した。

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