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【KSW49】ザッツ・肉弾戦。元UFCファイターのグラボウスキが元王者ベドフをマウントパンチ葬

<ヘビー級/5分3R>
ダミアン・グラボウスキ(ポーランド)
Def.2R3分56秒TKO
カロル・ベドフ(ポーランド)

試合開始直後に、ベドフの左ローにグラボウスキがワンツーを合わせる。蹴りから試合を組み立てるベドフ、グラボウスキは左フックから右フックを振るう。グラボウスキの前進に距離を取り、左フックを合わせようとするベドフだが、そのサークリングに逆に左フックを当てられてしまう。さらにグラボウスキはベドフの右の蹴りに左ストレートを打ちこみダウンを奪う。後方から殴るグラボウスキは、立ち上がって離れたベドフに思い切り右エルボーを狙う。かろうじてかわしたベドフは、左フックの相打ちからもう一発左を当てて組んでいく。

ケージを背にしてヒザを入れたグラボウスキが、左フックで前に出る。ただし右オーバーハンドをヒットさせたベドフは、右の蹴りから右フック、右ハイと徐々に先手を取るようになる。再びクリンチ合戦に持ち込んだベドフは離れて、右エルボーを打っていく。直後のベドフの左ミドルが急所に入り、試合が一時中断。再開後、右を当てたグラボウスキが組んでボディロックテイクダウン狙う。

耐えるベドフは離れ右ストレートを伸ばすが、グラボウスキが再び組んでケージに押し込む。残り1分、両者が距離を取り直し、グラボウスキはベドフの左ローに関節蹴りを合わせて後方に転がすと、後方からパンチを集中させる。殴られながら立ち上がったベドフは、ケージを背負ってダーティボクシングで殴られ、体を入れ替えたところで弾丸ファイトの初回が終わった。

2R、組み合いから離れてグラボウスキが左を当て、右オーバーハンドを打ち込む。打撃戦を嫌がり組んだベドフだが、スプロールしたグラボウスキが後方に回りパンチを入れる。立ち上がったベドフが、乾坤一擲のダブルレッグへ。トップを取り切り、ハーフで殴るベドフが、腰を押してヒップエスケープに来たグラボウスキからマウントを奪う。

肩固め狙いのベドフ、殴りに切り替えたところでグラボウスキが足を一本戻す。ベドフは再びマウントを取ると、パンチを打ちこんでいく。ここで背中を預けたグラボウスキが、立ち上がって前方にベドフを落とす。形勢逆転に心が折れたか、動けなくなったベドフは右エルボーを連打される。そのままヒジを落とされ続けるベドフは、逆にマウントを奪われ左右のパウンドで敗れた。


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