【Shooto 30th Anniv.】腹を攻められた松本、勝機に一気に試合を決め小谷をパウンドアウト
<修斗世界ライト級選手権試合/5分5R>
松本光史(日本)
Def.4R0分57秒by KO
小谷直之(日本)
距離を詰めてロー、右ストレートを伸ばす松本。小谷は左ミドルを入れ、フックをヒットさせる。松本は前に出続けるも左を被弾する。チャンピオンの前進を左で受け止める小谷が、左右のフックでラッシュをかける。松本は左を受け続けるが、右を振るって前に出る。ボディを入れた小谷は左回り基調で、右を伸ばして組みつく。左エルボーを入れて離れた小谷に松本は右ロー。小谷は左ミドルを蹴り、ケージに押し込まれても倒れずブレイクが入る。スーパーマンパンチからローを入れた小谷が、初回を取った。
2R、すぐに左を当てた小谷、松本は右ローを蹴る。その右ローにわせて、ダブルレッグを放った小谷がテイクダウンから一気にマウンドを奪う。ロールした松本に、腕十字を仕掛ける小谷はケージに押し込まれハーフガードを取る。松本は太腿にエルボーを落とし、顔面を殴る。立ち上がった松本が、ボディから顔面にパンチを放ち、ヒザを着けてヒジ打ちへ。再び立ち上がった松本に小谷が蹴り上げを放つも、松本がパンチを連打する。たまらず背中を見せて立ち上がった小谷は、胸を合わせてボディロックテイクダウンを狙われるも、同体でしのぐ。松本は動きが落ちた小谷からトップを奪いきり、パンチをまとめてラウンドを取った。
3R、左ミドルを2つ蹴った小谷に対し、右で前に出るチャンピオン。小谷は左ミドルから、左ボディを打って松本をケージに押しこむ。離れた松本が逆にケージに小谷を押し込み。体を入れ方小谷だが、松本が離れる。左ボディフック、左ミドルから左ストレートを被弾した松本は組みにいって、ダブルレッグを決める。背中をマットにつけた小谷はハーフで耐える展開に。松本が立ち上がっても、スクランブルには持ち込まない小谷。結局、ブレイクが掛かった直後にラウンドが終わった。
4R、小谷が左ミドルから左ローを入れ、右フックを振るいつつ左を当てる。しかし、松本が右一発で形勢逆転し、足が泳ぐ小谷にパンチをまとめダウンを奪うとパウンドの連打。チャンピオンが厳しい局面にも慌てず、勝機を得ると一気に試合を決めた松本が2度目の王座防衛に成功した。