【Strikeforce】幻のハルクトーナメントはムサシの完勝
■ライトヘビー級/5分3R
ゲガール・ムサシ(オランダ)
Def.2R3分43秒/TKO
ティエリー・ソクジュ(カメルーン)
【写真】落ち着いた試合運びで勝機を逃さないゲガール・ムサシ。非UFC系ファイターの台頭は、どうしてもUFC勢との対戦が見たくなってしまう (C) Esther Lin/Strikeforce
幻のスーパーハルクトーナメント準決勝戦が、ストライクフォースのワンマッチで実現。距離の取り合いが続くなか、ソクジュがまず右ローを見せる。対してムサシは右ハイを放っていった。左ジャブから距離を詰めたいソクジュ、左へ回りながら、時おり前進するが、ムサシはしっかりと距離を見ている。再びハイキックを見せたムサシにソクジュは右アッパーを繰り出していく。
ヘキサゴン中央に陣取りプレッシャーをかけるムサシは、右ローを見せる。続いて放ったローは、二度連続、急所周辺にヒットをしたが、テイクダウンを仕掛けながらも、ソクジュのパンチ+ローが、ムサシを捉える。続いて放たれたソクジュのシングルレッグをカットしたムサシはヒザ蹴りを見舞うが、ソクジュもローキック+左フックを返していく。
ここで右がヒットし、ケージ沿いに下がるソクジュを追いかけ、追いうちのパンチを放っていったムサシ。一転、向きを変えたソクジュが、ここで初めてテイクダウンに成功するも、直後にリバーサルを成功させ、トップを奪ったムサシはアームロック狙いへ。
向きを変えたソクジュが立ち上がって、投げ狙いからギロチン。首を引き抜いたムサシは、両差しからテイクダウンを狙ったが、トップを奪ったのはソクジュの方だった。しかし、パウンドを狙うソクジュに対し、ムサシは一瞬にしてリバーサルでトップを奪い返し、初回が終了した。
2R、いきなり左フックから距離を詰めたムサシ。ソクジュは態勢を入れ換え、ムサシをケージに押し込んでいく。再び態勢を入れ換えたムサシは、細かいヒザ蹴りを放つがテイクダウンには至らない。テイクダウンからパンチ狙いに切り替えたムサシは、ショートフックを放つ。ならばとパンチを返していくソクジュだが、パンチ合戦はムサシが優勢のままテイクダウン合戦に。
ムサシのテイクダウン狙いを切り返したソクジュが一旦はトップを奪う。しかし、直後にムサシはアームロック狙いから立ち上がったソクジュをテイクダウンし、パウンドを落としていく。左右のパウンドを連続で落とすムサシに対し、ソクジュは足がきかず顔面を両手で覆うのみ。反撃の糸口がつかめないソクジュは、そのままパウンドを連打されTKO負けとなった。