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【Pancrase304】中島太一との挑戦者決定戦へ、カイル・アグォン「個々の武器を磨いてきた」

Aguon【写真】手堅さが強みでもあるが、以前はレスリングと柔術を合わせたアグレッシブな攻防でも強さを見せていたアグォン。個々の技術が上がったことで以前のような攻撃的な試合を見せることができるか(C)PANCRASE

11日(木)、東京都新宿区のHIDE’S KICKで14日(日)に江東区スタジオコーストで開催されるPancrase304に出場するカイル・アグオン、クセニヤ・グーセヴァ、マイラ・カントゥアリアの3選手が公開練習及び、囲み取材を行った。

ここでは中島太一とフェザー級次期挑戦者決定戦で戦うアグォンの質疑応答の模様をお届けしたい。(※要約)


──コンディションの方はいかがですか。

「絶好調だよ。全く問題ない。ずっと練習してきて、準備はできているよ」

──この試合に向けて何か練習内容に変化を加えたことはありますか。

「そうだね、MMA全般のトレーニングでなく特定……個々の武器を磨いてきた。ミックスされたモノじゃなくてボクシングならボクシング、レスリングならレスリング、柔術なら柔術とそれぞれの競技のトレーニングを積んできたんだ。全てを掛け合わせる前に、一つ一つの技術を追求し解決すれば、また次の一つを身につけるようにしてきた。

ボクシング・コーチのおかげで、僕の立ち技は本当に伸びたよ。それに3度の世界チャンピオンのミユがいてくれて、レスリングは全く別モノになった。柔術も日々の練習によって良くなっているし、こうやって個々の精度を高めることで僕のMMAは成長しているはずだよ。これまでの経験で、それぞれを上手く融合させることができるからね」

──これまでと違ったアグォン選手の姿が見られるわけですね。

「その通りだよ。凄く自信がある。2007年からこのスポーツをやってきて、ずっと学び続けてきた。それぞれのアートを合わせて、皆に良い試合を見せることを約束するよ」

──中島選手の印象は?

「経験豊かで柔術もレスリングも立ち技も優れている。何か一つ特別に秀でているということはないけど、どの局面でも戦える優れたMMAファイターだ。イッセイ(田村一聖)との試合を見たけど、あの強いイッセイに勝った。でも、僕の方が武器は多い。フィニッシュするのは難しい相手だろうけど、新しいレベルにある僕の試合をパンクラス・ファンに披露したい」

──作戦は?

「それは口にできないよ(笑)。よりアグレッシブに戦うよ。過去数試合はそうでなかったけど、ボクシングとレスリングが成長したことで積極的に戦えるようになった。フィニッシュを狙うし、そのために戦う。そしてKOだろうが、サブミッションだろうが試合を終わらせる」

──中島選手は日本人としてはリーチが長いです。相手の距離で戦わないということですか。

「そりゃ僕のレンジで戦って、圧力を掛ける。でも僕より背が低いんだから、そういう相手には距離を詰めていくよ」

──同様に四つ組みが強いですが。

「彼のレスリングは気にしないよ。グラップリングは強いけど、レスリングは別にそうでもない。レスリングは1つか2つしか手がないから、僕の方が分かっている。気を付けるのはボディロックだけだ」

──この試合は挑戦者決定です。

「そうだね。勝って挑戦権を与えてもらいたい。実際に現王者のISAO(※暫定王者)には勝っているしね」

Aguon & Miu──山本美憂選手にレスリングの指導を受けていると言われていましたが、互いにセコンドに就いてもいます。

「彼女は僕のレスリングの練習を常に見ていて、練習後に欠点を指摘してくれる。彼女は3度の世界王者だよ、僕の周囲にはそんな人はいなかった。コミュニケーション能力にも優れているし、コーチと選手として凄く良い関係を築くことができている。

ディフェンスもカウンターアタックも彼女が教えてくれた。僕は常に万全を期して戦いたい。そうすることで、気持ちよくペースを握ることができる。そういう風に戦えるだろう」

──パンクラス王者はONEと契約する。それはモチベーションになっていますか。

「ONEは長い間、戦いたいと思ってきたトッププロモーションだ。だからパンクラスとパートナーになったことは、より高いモチベーションになっている。パンクラスのためにも素晴らしいチームアップだよ。そしてベルトを獲って、前に進みたい」

■Pancrase304対戦カード

<ライト級KOPT/5分5R>
[王者]久米鷹介(日本)
[挑戦者]トム・サントス(ブラジル)

<フライ級QOPT/5分5R>
端貴代(日本)
シッジ・ホッシャ(ブラジル)

<ストロー級次期挑戦者決定戦/5分3R>
北方大地(日本)
曹竜也(日本)

<フェザー級次期挑戦者決定戦/5分3R>
中島太一(日本)
カイル・アグォン(グアム)

<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実(日本)
クセニヤ・グーセヴァ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
TSUNE(日本)
金太郎(日本)

<ライト級5分3R>
アキラ(日本)
冨樫健一郎(日本)

<フェザー級/5分3R>
内村洋次郎(日本)
亀井晨佑(日本)

<ライト級/5分3R>
粕谷優介(日本)
菊入正行(日本)

<女子フライ級/5分3R>
ライカ(日本)
マイラ・カントゥアリア(ブラジル)

<ウェルター級/3分3R>
高木健太(日本)
丸山数馬(日本)

<フライ級/3分3R>
有川直毅(日本)
中嶋悠真(日本)

<ネオブラッドTウェルター級1回戦/3分3R>
廣野雄大(日本)
山下剛(日本)

<ネオブラッドTウェルター級1回戦/3分3R>
渡邊雅祥(日本)
聖王DATE(日本)

<ネオブラッドTフェザー級1回戦/3分3R>
DARANI DATE(日本)
名田英平(日本)

<ネオブラッドTフェザー級1回戦/3分3R>
立成洋太(日本)
塩津良介(日本)

<ネオブラッドTフェザー級1回戦/3分3R>
鬼山斑猫(日本)
岩本達彦(日本)

<ネオブラッドTバンタム級1回戦/3分3R>
岩本達彦(日本)
西村大輝(日本)

<ネオブラッドTストロー級1回戦/3分3R>
アラヤ(日本)
有村桂(日本)

<ネオブラッドTストロー級1回戦/3分3R>
アベリュー(日本)
尾﨑龍紀(日本)

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