【Arzalet 05】2年振りのシルガバエフ戦、カルロス・トヨタ「47歳でチャンピオンになります!!」
【写真】あと2年、戦う姿を通して教え子に伝わることがあるというカルロス (C)MMAPLANET
23日(土・現地時間)に韓国はソウルのCLUB OCTAGONで「ARZALET05」が開催される。
今大会には47歳になったカルロス・トヨタが出場し、サミルベック・シルガバエフとREAL暫定ヘビー級王座を賭けて対戦する。
2年前にサンパウロで対戦した際には初回でKO負けを喫したキルギス人ファイターとの対戦を前にカルロスに話を訊いた。
──試合が迫ってきました。今の体調はいかがですか。
「凄く良いです。もう試合のための練習は終わった感じで、指導をしています。しっかりと練習してきたので、準備はできています。今回は最初、トーナメントで2試合戦う予定だったのが、ワンマッチになって少し気持ちも楽になりました(笑)」
──この試合に向けて、どのような準備をしてきましたか。
「これまでは試合があると、ブラジルに行ってリオデジャネイロの南にあるX-ジムで練習してきたけど、今回の試合は準備期間がそれほどなかったので日本でやってきました。ハードノックスに名古屋とかから練習パートナーに来てもらってね──準備をしてきました。カルロスは大きいから、ちょっと相手を探すのは大変だったけどね(笑)」
──対戦相手のサミルベック・シルガバエフは、2年前に戦いKO負けをしてしまった相手です。
「そうね。最初は違う相手だったけど、また彼と戦えることになって嬉しいね。実は前にやった時は1週間前にX-ジムの練習で足をケガしてしまって、自分の動きができなかったです。
今回は本当に調子も良いし、途中で動けなくなるようなことなく必ず勝ちます。5分✖2R掛からないで勝とうと思います」
──シルガバエフのどのような攻撃に、注意が必要だと考えていますか。
「ボクシングね。右のオーバーハンドが強いです。でも、今回は打撃だけでなく全部使って戦います。組んでテイクダウンもするし、打撃もする」
──カルロスの極真空手とブラジリアン柔術がミックスされた試合ですね。
「そうね、カルロスのスタイルで戦うね。これまで、カルロスは練習でできることの全部を、試合で見せることができていないから。なので、全部出したいです」
──それがカルロスが、47歳になっても戦い続けるモチベーションですか。
「まだ続けたい。もう少し続けます。MMAももう長い間戦ってきました。柔術ではチャンピオンになったけど、MMAはまだなっていないです。だから、今回の試合は暫定王座が掛かっているし、ベルトを絶対に取りたいです。47歳でチャンピオンになる人は、MMAにはいないでしょ? だからカルロスは絶対にチャンピオンになります。
それに韓国ではカルロスは、チェ・ホンマンに勝っているから結構知られていて、皆が応援してくれます。それも頑張ることができる理由の一つです。何より、まだ自分に続く選手が育っていない。
今、ダニーロ・ハマサキという教え子がいてジュベニウだけど、JBJJFの全日本では青帯フェザー級で優勝し、今年のヨーロピアンではジュベニウ2の無差別級で3位になっています。まだ17歳なのであと2年したら、彼にMMAを戦わせたい。カルロスが折れない心で戦い、諦めないところを見せると伝わるモノがあるはずです。だから、あと2年はカルロスも戦うつもりです。そのために強い気持ちを見せないといけないです」