【UFC235】サイファーズが、前に出る打撃でヴィアナを相手にアップセット。UFC初勝利挙げる
<女子ストロー級/5分3R>
ハナ・サイファーズ(米国)
Def.29-28.29-28.28-29
ポリアナ・ヴィアナ(ブラジル)
サイファーズのローをよけて右に回るヴィアナが左ジャブを伸ばす。フックで前に出るサイファーズに対し、ヴィアナは距離を取り右フックで迎えうつ。5KOのサイファーズは迫力のあるフックを持っている。サイファーズがボディにパンチを入れ、近距離で組み合いになると引き込んでヒールフックからトォホールドを仕掛ける。パウンドを落とし、足を引き抜いたサイファーズがスタンドに戻り右フックをヒットさせる。
さらに左ミドルに右フックを当て、続く右オーバーハンドでサイファーズがダウンを奪う。ガードを取るヴィアナ、サイファーズはグラウンドへいかずローを蹴りブレイクを持つ。レフェリーの支持でスタンドに戻ったヴィアナが、ヒザをボディに突き刺すも初回はサイファーズのラウンドとなった。
2R、ヴィアナ右前蹴りにサイファーズは右フックを合わせ、ショートの連打を振るう。左ミドルから右フックを当てたヴィアナはローを続け、フックを被弾しない距離で戦おうとする。近い距離で左フックをヒットしたヴィアナが、動きが止まったサイファーズに組み付きギロチンから引き込む。頭を抜いたサイファーズはクローズドガードのなかでヒザを受けるも、ヴィアナはハイガードから先を組み立てることができない。
ヴィアナの腕十字狙いを潰すサイファーズだが、ガードの中で攻撃を見せることはできない。腰を切られると正対するようにその中にステイし続けたサイファーズ、この回は下になっていたヴィアナがコントロールしたラウンドだったがジャッジはどう判断するか。
最終回、細かいパンチが交錯するなか、左ローを見せたサイファーズ。ヴィアナは左ミドルを返す。サイファーズは離れたヴィアナに右ミドルを当てるが、ヒザをボディに被弾する。パンチからミドルを蹴るヴィアナは組む距離には入らない。残り半分、サイファーズが左ボディストレートを入れる。
サークリングから右ボディを再び当てたサイファーズが、右オーバーハンドを顔面に届かせる。さらに蹴りをキャッチして右を振るうも、組んだヴィアナがヒザを突き上げる。フックを打ち込んで離れたサイファーズ、ヴィアナは回りながらワンツーを放つ。前に出てパンチを出すサイファーズ、蹴りと左右のフックで応えたヴィアナ。最後は足を止めての打ち合いで試合はタイムアップを迎えた。
ジャッジの裁定は分かれ、UFC2戦目のサイファーズがスプリット判定で番狂わせを起こした。