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【Shooto 30th Anniv.T01】斎藤裕の2019年開幕はドイツ王者と──一瞬たりとも劣勢が許されない一戦に

Yutaka Saito【写真】斎藤の2019年はドイツ王者との一戦で幕が開く (C)SUSUMU NAGAO/SUSTAIN

2日(水)、27日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるプロ修斗公式戦「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR開幕戦」への出場が決まっていた修斗世界フェザー級チャンピオンの斎藤裕の対戦相手が、マーカス・ヘルドであることが発表されている。


修斗30周年記念の開幕に相応しいバラエティに富んだカード。その〆の発表は、世界王者の国際戦となった。ドイツ修斗を主催するペーター・アングラ―の秘蔵っ子ヘルドは昨年12月22日にドイツはロイトリンゲンで行われたShooto KINGS 07のメインでトビアス・フーバーを破り、ドイツ修斗フェザー級王者に輝いている。

ヘルドはアマ修斗ドイツ選手権で優勝し、欧州代表として2017年の全日本アマ修斗に出場──ライト級で準優勝をしている。プロMMA戦績は6勝4敗と発表されているが、そのアマ修斗の決勝の相手はONE Warrior Seriesトライアウト合格、格闘代理戦争2ndシーズンで名を挙げた椿飛鳥だった。

ヘルドは多彩な蹴り、力強い右のパンチ、下からの果敢なサブミッションの持ち主であり、パウンドが許されたプロルールの方が強さを発揮できるだろう。ただし、椿に敗れた──この経歴をしれば、勝敗以前に危ないシーンが一瞬でも見られてはいけないという要求を斎藤にしたくなる。

2019年は斎藤にとって勝負の年。ヘルド戦後を睨んだうえでハイ・モチベーション&フル・ポテンシャルが発揮される試合が求められる。

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