【EBI18】女子ストロー級Tウィナーは、延長でポンテスにRNCを極めたマイサ・バストスに
<EBI女子ストロー級決勝/10分1R>
マイサ・バストス(ブラジル)
Def. over time
パティ・ポンテス(ブラジル)
座ったバストスの足を払いつつ、腕を取るポンテス。バストスのアームドラッグに対し、ポンテスは前転し足を取りにきたバストスのバックを伺う。その後、場外からマット中央で試合が再開するとバストスがスクートから足を絡ませていく。フィジカルで上回るフライ級トーナメント覇者はトップから足首を掴んで優位な態勢を取ろうとする。
互いに座った状態から上を取っていくポンテスが、ギロチンへ。頭を抜いたバストスのガードに飛び込んだポンテスが腕十字を狙う。すかしたバストスはトップを取ると足を取りにいき、デラヒーバからサドルへ。ポンテスが足を抜きカーフスライサーを仕掛け、バストスが足を引いたところで立ち上がる。バストスは下から足を掴み、トォホールドへ。ポンテスが両足をクロスして防ぐ。バストスはロールしたポンテスに対し、ヒールに移行する。足を抜いて立ち上がったポンテスにアームドラッグを仕掛けるなど、バストスの積極的な仕掛けが目立つ。
座って腕を手繰り合う両者、残り2分となりバストスが背中をつけてバタフライガードへ。離れたポンテスはカカトを掴んで足を振り上げる動きを見せ、近づいて来たバストスを押し返す。このまま両者ともサブミッションの態勢に入ることなく、本戦は時間となりオーバータイムへ。
一本目ポンテスはスパイダーウェブ、バストスはすぐに上を取ると体をまがいで防御。ポンテスは足をしっかりと差し入れバストスの顔の前でクロスし、ヒジを抜かさせない。ようやく腕を抜いたバストスの攻めは、シートベルトから。体をスライドさせるポンテス。しかし、バストスは左手でポンテスの左手を外し、右手をそのままRNCクラッチをセットする。苦悶の表情を浮かべたポンテスがタップし、バストスがEBI18女子ストロー級トーナメントを制した。
「オーバータイムの練習はたくさんしたわ」と笑顔を見せたバストスは、コンバット柔術への参戦は否定したが再びEBIで戦うことを明言した。