【Polaris08】アブダビの借りはポラリスで返す。クレイグ・ジョーンズがキーナン下し2階級制覇
<Polarisライトヘビー級王座決定戦/15分1R>
クレイグ・ジョーンズ(豪州)
Def.2-1
キーナン・コーネリアス(豪州)
メン・アット・ワークのダウンアンダーに乗って入場したミドル王者ジョーンズ。2017年のADCCでは挑戦者コーネリアスがポイントで勝利している両者の再戦は、スタンドのレスリングの展開に。コーネリアスをスナップダウンでいなすジョーンズは、ボディロックに取られ離れる。
以外にも引き込まない両者。3分半が経過し、コーネリアスがガードを取る。足を畳みつつ前転しバックを伺うジョーンズに対し、コーネリアスが背中をマットにつけなおす。ニースライスに前転から足を取りに行くコーネリアスだが、ジョーンズが足を抜く。ガードをキープするコーネリアスは左足を抱えてストレートフットロックへ。
ここもジョーンズが足を抜き、デラヒーバにも対処してヒザをマットにつけ防御する。両足首を掴むジョーンズだが、コーネリアスはアウトサイドヒールから50/50へ。ロールして足を抜いたジョーンズが立ち上がり、付き合って立ったコーネリアスがすぐに引き込む。
ヒザを割っていくジョーンズに対し、コーネリアスはインヴァーテッド・デラヒーバから潜り、バックを伺う。ジョーンズも反応すると、そのまま足を取るコーネリアスが下から仕掛ける状態が続く。ジョーンズは足を抜き、コーネリアのガードを払っていく。コーネリアスは立ち上がり、ジョーンズの攻撃を遮断。
スタンドでもダブルレッグを仕掛け、ボディロックに捉えたコーネリアスだが、ここでジョーンズが内股で投げる。ジョーンズがガードを割ろうとするも、コーネリアスは柔軟な股関節の特性をいかし許さず、デラヒーバガードから起き上がってスクランブルへ。
試合がスタンドに戻ると、ジョーンズの足払いでコーネリアスがバランスを崩す。さらにコーネリアスのダブルレッグを切り、がぶりから右足を抱えてドライブへ。マット際となりブレイクが掛かり、試合は中央で再開となる。コーネリアスが引き込み、パスガードを許さないなか、足を取りにいく。ジョーンズも譲らず、ニースライスへ。ここはある意味、コーネリアスのガードに入るようなものなのでジョーンズもすぐに立ち上がる。
ジョーンズのパス狙いに足を取り、後方回転でスイープと足関節を仕掛けたコーネリアス。ジョーンズがバランスをキープし、タイムアップに。上から攻めるジョーンズ、下から仕掛けたコーネリアス。ジャッジの裁定は割れ、ジョーンズに凱歌が挙がり2階級制覇となった。
「ガス欠だ。15分は長いね。10分が良い」と笑ったジョーンズは、「キーナンは世界で最もパスが難しい相手だ。同じようなヒールのセットアップをしてきて……フ〇ック。これで1勝1敗、また戦いたい」とコメント。一方、コーネリアスは「前は僕がトップだったけど、今回は逆になったね。クレイグのゲームプランが良かった。引き込んでくると思ったけど、レスリングで勝負してきたね。レッグロックのディフェンスも巧いし、本格的にガードから仕掛けることができなかった」と敗戦を振り返った。