【Polaris08】コンバット柔術世界ライト級王者ホシャが、ベンソン・ヘンダーソンにRNCで一本勝ち!!
<ウェルター級/15分1R>
ヴァグネウ・ホシャ(ブラジル)
Def.14分29秒by RNC
ベンソン・ヘンダーソン(米国)
かつてはUFCのみならずストライクフォース、Bellatorでも試合経験があり、掌底攻撃ありのコンバット柔術ライト級王者でもあるホシャと、ご存じベンヘンの対戦。スタンドの展開が2分近く続き、ホジャのシングルにベンヘンがギロチンを合わせる。頭を抜いたホシャがトップを取り、パスを仕掛ける。ハーフで耐えるベンヘンだが、ホシャはスクランブルからバックへ。
前方に落とされたホシャが、ベンヘンの足を取りに行く。トォホールドからリバーサルを仕掛け、離れようとしたベンヘンのバックに回ったホシャが両足をフックする。手首を掴んでRNCを防ぐベンヘンだが、ホシャは右腕の上から足をフックし身動きを取れないようにし、クルスフィックスに移行する。
ベンヘンが体を捩じり、胸を合わせて上を取ることに成功。しかし、ホシャはここでもシングルに出て、足を抜かれても余裕の笑顔を浮かべる。さらに引き込むと同時にダブルレッグでリバーサルを狙ったホシャは、スクランブルでバックへ。今回は前方に落とされながらキムラ・クラッチを組む。
それでも上を取りに切ったベンヘンだったが、試合が8分を経過してなど、ほとんど攻める場面が見られない。デラヒーバから股間に潜り足関節を狙ったホシャに対し、体を反転させたベンヘンがさらに前転からバックに回る。ホシャは足をフックさせないよう後方回転で上を取り返し、すかさずヒザ十字を取りに行く。足を畳んだベンヘンが、カーフスライサーにトォホールドで対抗する。
続いてヒール狙いのベンヘンに対し、起き上がったホシャがキムラを取りバックへ。腕十字を狙いつつ、バックマウント。さらに腕を伸ばしにかかる。腕を抜いたベンヘンのヒール狙いに起き上がり、上を取ったホシャ。ベンヘンはヒール狙いを防がれ、パスからキムラ・クラッチを取られる。そのままバックに回ったホシャが両足をフックしRNCへ。
残り2分、絞めは許さないベンヘンだが攻めに転じることはできず、口を塞がれるなど我慢の時間が続く。場外際で起き上がろうとしたベンヘンは、ブレイクを命じられると走って中央に戻り、背中を預ける。RNCの態勢で試合は再開となり、ホシャがベンヘンをうつ伏せにさせ首へのプレッシャーを強める。ベンヘンは半落ちになりタップ、ホシャがベンヘンを圧倒する形で一本勝ちした。
UFCでは1勝3敗のホシャはMMAでは頂点を極めたベンヘンを自分の庭で破り、「ここでレジェンドのベンソン・ヘンダーソンと戦えて光栄だ。タイトルが欲しい。ポラリスのタイトルが欲しい。真面目な話し、僕の記録を見てほしい」とアピールした。