【Pancrase302】鈴木万李弥と対戦するシッジ・ホッシャ(41歳)「サブミッションを極めたい」
【写真】170センチの長身ルタドーラ。シッジ・ホッシャ (C) PANCRASE
6日(木)、東京都新宿区のHIDE’S KICKで9日(日)に江東区スタジオコーストで開催されるPancrase302に出場するエジナ・トラキナス&シッジ・ホッシャの両選手が公開練習&共同取材を行なった。
まずは鈴木万李弥の国内MMAデビュー戦の相手となるシッジ・ホッシャの公開練習後のコメントをお届けしたい。
バレーボール王国であるブラジルで、プロとして活躍してきたホッシャは僅か3年の格闘技歴で、キャリア9勝5敗2分という戦績の持ち主だ。オープンワークアウトの動きを見る限り、シャドーのみだった立ち技は未知数だがトラキナスを相手に見せたグラウンドでの動き──は、キックが下地の鈴木にとって脅威となることは間違いない。
──まず日本の印象を教えてください。
「パンクラスは私が戦ってきた大会より大きなイベントだし、302度も開催していた世界で評価されている。私は年齢もいっているから、日本で戦えることは大きなチャンスだわ」
──格闘技歴は?
「3年前にMMAを始め、それまで特に柔術などの経験もなかったわ」
──格闘技の経験もなかったのにMMAを始めたのですか。
「プロのバレーボール・プレイヤーで、バレーは11歳から20年間やっていたの。そしてMMAの大会を観戦し、やってみたいと思ったの。MMAの選手は減量をしたり、そこの部分も興味があったわ。で、最初の試合でKO勝ちができて面白くなってね」
──プロのバレーボーラーだったのですかッ!!。ブラジルはバレーボールが強いですが、どれぐらいのレベルでプレーしていたのですか。
「州大会では何度も優勝しているチームだけど、国の代表になったことはないわ。バレーの経験がMMAに生きる? 団体スポーツだし、格闘技は個人競技だからあまり関係はないわね」
──鈴木選手の印象は?
「動画で視たけど、背が低いわね。彼女はキックボクサーだけど、リーチが私の方があるし私は寝技ができるから」
──得意な攻撃は何ですか。
「レスリングと柔術、サブミッションではマタレオン(RNC)よ。パウンドでKOもできるわ」
──鈴木選手は流血の女王と呼ばれています。
「とても興味深いわ。日本人らしく、勝負を諦めないわよね」
──そんな彼女と、どのような試合がしたいですか。
「試合になってからどうするかは決めるけど、寝技でサブミッションを極めたいわ」
──40歳を超えて戦うことについて、どのような気持ちでいますか。
「年齢は問題じゃないわ。これまでブラジルでも、若い選手と戦ってきたので」
──これからの目標を教えてください。
「できる限り戦い続けることね」