【KSW46】クレベルとフェザー級王座を賭けて戦うガムロ、ナルクン&ソルディッチと3王者が出場
【写真】前回の対戦では敗れてなお、堂々と胸を張っていたハリドヴ。ナルクンとしては、厳しいダイレクトリマッチだ(C)KSW
12月1日(土・現地時間)、ポーランドはグリビツェのアレナ・グリビツェでKSWの前線部隊が総出場といっても過言でないKSW46「Narukun vs Kharidov 2」が開催される。
セミに日本からクレベル・コイケがKSWフェザー級王座決定戦に出場する同大会には、3人の現役チャンピオンが出場する。1人はそのクレベルと戦うライト級王者マテウス・ガムロだ。2016年5月にロードFCライト級T決勝に残っている──マンスール・ベルナウイを下し、王座に就いたガムロは現在まで3度の王座防衛に成功しており、2試合は一本勝ちを収めている。
グラップラーではあるが、挑戦者ノーマン・パークの体重オーバーでノンタイトルとなった再戦では、相当な喧嘩ファイトも展開している。気が強く打撃戦に応じるが故に、柔術家クレベルの打撃の成長如何によっては、よもやという流れの打撃決着もあるかもしれない。
メインでポーランドMMA界の英雄といっても過言でないマメッド・ハリドヴのリベンジ戦の要求を受けたトマス・ナルクンは、現KSWライトヘビー級王者だ。今年の3月に当時ミドル級王者だったハリドヴと92キロ契約で戦い3Rに三角絞めを極め、13回目の一本勝ちによって15勝目を挙げている。この試合後、ミドル級王座を返上したハリドヴだが、なぜかライトヘビー級より1キロ軽い──前回同様の92キロのキャッチウェイト戦で再度、拳を交えることとなった。
前回は押されていたなかで、スポッと三角に入った形のナルクンだったが、ここでハリドヴを返り討ちにするとなると、本格的にポーランドMMA界がナルクン時代を迎えることとなるだろう。
もう1人のチャンピオンは、10月の英国ウェンブリ―大会でウェルター級王者に返り咲いたロベルト・ソルディッチだ。クロアチア人王者は80キロ契約で、ヴィニシウス・ボウレと戦う。当初はラインナップに加わっていなかったソルディッチだが、急遽出場で2018年のKSW掉尾を飾るイベントに花を添えることとなった。
さらに今大会出場メンバーは、ハリドヴが前ミドル級&元ライトヘビー王者なら、クレベルも前フェザー級王者。さらにマルチン・ロゼクとアルトゥル・ソウィンスキは元フェザー級王者とチャンピオン経験者がずらりと並んでいる。
そのフェザー級ではロゼクと対戦するフランス人ファイター=サラディーヌ・パルナスに注目したい。パウンド禁止の100%Fight時代も含め、戦績は10勝1分けのパルナスが元王者に勝てば、新フェザー級王者へのチャレンジャーになる可能性は極めて高いだろう。
■ KSW46対戦カード
<92キロ契約/5分3R>
マメッド・ハリドヴ(ポーランド)
トマス・ナルクン(ポーランド)
<KSWフェザー級王座決定戦/5分5R>
マテウス・ガムロ(ポーランド)
クレベル・コイケ(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
マルチン・ロゼク(ポーランド)
サラディーヌ・パルナス(フランス)
<ライト級/5分3R>
アルトゥル・ソウィンスキ(ポーランド)
カミル・スミゾウスキ(ポーランド)
<フェザー級/5分3R>
ロマン・ジュマンスキ(ポーランド)
ダニエル・トーレス(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
グシェゴシュ・ジュラコウスキ(ポーランド)
マリアン・ジュコフスキ(ポーランド)
<80キロ契約/5分3R>
ロベルト・ソルディッチ(クロアチア)
ヴィニシウス・ボウレ(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
ミハウ・ミハウスキ(ポーランド)
クリスチャン・カスボロウスキ(ポーランド)
<バンタム級/5分3R>
セバスチャン・シュブシュ(ポーランド)
アントゥン・ラチッチ(クロアチア)