【UFC84】吉田&ドンヒョン出場、起こすかアジアン旋風
5月24日(土・現地時間)にラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナで開催される『UFC84 ILL WILL』。メインのUFC世界ライト級選手権試合BJ・ペン×ショーン・シャーク、ヴァンダレイ・シウバ×キース・ジャーディン戦や日本の中村和裕×ソクジュ戦などライトヘビー級WARS=4試合が発表されているが、18日に非常に興味深い2試合が新たに発表された。
【写真】金網・日本最強、吉田がついにUFCデビューを果たす (C) ZUFFA
まずは昨年、「UFCで勝つ日本人を育成する」ことを旗頭に日本人初のUFCレギュラーとなった宇野薫がアドバイザーを務めるケージフォースの初代ウェルター級王者(UFC正式契約を機に、タイトルは返上)吉田善行のデビュー戦が決定した。
対戦相手はTUFシーズン6の人気者ジョン・コッペンハーバーだ。昨年12月には吉田同様、ケージフォースのウェルター級王座決定トーナメントに出場したジェレッド・ローリンズにTKO勝ちを収めUFC正式デビューを果たしている。
そのローリンズを下した菊池昭から、ヒジ打ちの連打でTKO勝ちしている吉田。MMAに三段論法は通じないが、比較的白星が計算できる相手であることは間違いない。
今回、発表されたもう1試合は、これも日本の総合格闘技に所縁のある選手、キム・ドンヒョンがついに韓国在住の韓国人として初めてUFCに出場することとなった。DEEPやCMA、日本マットでのキャリアが母国韓国での試合数を上回るドンヒョンは、DEEPウェルター級チャンピオン長谷川秀彦と1勝1分と勝ち越しているオール・ラウンダー。ドンヒョンの対戦相手、英国人ファイターのジェイソン・タンはこの試合がUFC二戦目で、MMAキャリアではドンヒョンが上回る。
UFC側の発表はあくまでも、吉田、ドンヒョンともにコッペンハーバー&タンの対戦相手というという紹介の仕方だが、両者とも十分に白星が期待できるデビュー戦。オクタゴンで、アジアン旋風を巻き起こす可能性も十分にあるだろう。
・UFC世界ライト級タイトルマッチ
BJ・ペン×ショーン・シャーク
・ライトヘビー級/5分3R
ヴァンダレイ・シウバ×キース・ジャーディン
・ライトヘビー級/5分3R
ティト・オーティズ×リョート・マチダ
・ライトヘビー級/5分3R
ウィルソン・ゴヘイヤ×クロアチアのヨーラン・レジック
・ライトヘビー級/5分3R
チアゴ・シウバ×アントニオ・メンデス
・ライトヘビー級/5分3R
中村和裕×ソクジュ
・ウェルター級/5分3R
吉田善行×ジョン・コッペンハーバー
・ウェルター級/5分3R
キム・ドンヒョン×ジェイソン・タン