【WEF Global14&Arzalet】蒙古の豪腕ナンディンエルデン、気合の声が仇。腕十字上等バルタバエフに敗れる
【写真】無骨感タップリなサブミッションファイター、ヌルガジ・バルタバエフ(C)MMAPLANET
10日(土・現地時間)にキルギスはビシュケクのスポルトパラス・コズホムクルで開催されたWEF Global14&Arzalet。試合レポート第2弾はソウル在住のモンゴル人ファイター、豪腕ムングントスズ・ナンディンエルデンがキャリア4勝1敗のサブミッションファイター=ムングントスズ・ナンディンエルデンが戦った73キロ契約体重マッチの模様をお伝えしたい。
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<73キロ契約/5分3R>
ヌルガジ・バルタバエフ(キルギス)
Def.2R1分02秒 by 腕十字
ムングントスズ・ナンディンエルデン(モンゴル)
ナンディンエルデンが左ローを蹴ると、バルタバエフも左フックを振るって前に出るが姿勢を乱し後方から殴られマットにヒザをつく。起き上がりざまに組みついたバルタバエフがボディロックから小外掛けでテイクダウンに成功し、そのままサイドへ。
さらにマウント、バックマウントとポジションを進めたバルタバエフは前方に落とされそうになりながらバックマウントをキープする。やがてナンディンエルデンの動きに合わってトップを選択し、ハーフから腕十字を狙う。
ナンディンエルデンが立ち上がろうとすると、前転しつつ腕を狙うがこれは失敗。腕を抜いたナンディンエルデンがスタンドでバルタバエフを待ち受ける。
ダブルでケージにナンディンエルデンを押し込んだバルタバエフが、執拗にテイクダウンを狙い投げ捨てるようにグラウンドへ。ここでトーホールドを仕掛け、ナンディンエルデンがロールしてケージ際へ移動する。
上体を起こし、ヒザを畳んだナンディンエルデンが左のパンチを落としスタンドへ。ナンディンエルデンのスピニングバックフィストが空振りになると、バルタバエフがバックに回り背中に飛び乗る。
前転したナンディンエルデンだが、バックマウントを許す。ここでもバルタバエフは腕十字を仕掛けすっぽ抜けると、背中を見せて動きを止める。パウンドを集中させたナンディンエルデンは立ち上がり、パンチを打ち込む。この腕を取って腕十字に出たバルタバエフ。直後にタイムアップとなった。
2R、スイッチしたナンディンエルデンが左ロー。バルタバエフは右アッパーから組んでボディロックテイクダウン。マウント、そしてバックマウントに移行して腕十字へ。体を並行の位置に持ってきたナンディンエルデンが右腕を抜きに掛かると、レフェリーが試合をストップする。
ナンディンエルデンがうめき声を挙げたということでストップが掛かりバルタバエフの一本勝ちに。ナンディンエルデンは力を込めた気合いの声だったと抗議するも受け入れられなかった。