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【PFL2018#8】ドロー、1R先取のポポがアップセットと思いきや……ハリソンが判定勝ち

<フェザー級準々決勝/5分2R>
アンドレ・ハリソン(米国)
Def.2-0:20-18.20-18.19-19
アレッシャンドリ・ポポ(ブラジル)

左ジャブから左ローを入れ、右を振るっていくハリソン。右を返したポポだが、右を被弾し姿勢を乱す。ワンツーを入れたハリソンは、さらにワンツーから右を当てポポの体が揺れる。アッパーを返したポポに対しハリソンが間合いを取り直す。前に出てくるポポに前蹴りを繰り出したハリソンは、大振りの右を空振りする。

ケージを背負ったハリソンはここからワンツーで前に出るも、ポポも右を当て返す。ワンツー&左ミドルのハリソンだが、ボディにヒザを被弾する。ポポもワンツーをヒットさせ、スリップから立ち上がったハリソンに再びワンツーを打ち込む。互いに右が大きくなっており、ハリソンは右を被弾し動きが落ちる。さらにシングルを仕掛けたハリソンにポポはヒザの追撃。ハリソンがケージにポポを押し込んだ態勢で初回が終わった。

19-19でドローの場合は初回を取ったファイターが準決勝に進むという規定の下、ハリソンは追い込まれたことになる。

2R、ワンツーからヒザ蹴りを繰り出したポポ。鋭いワンツーにハリソンは右ローを蹴り込む。この一発で痛そうな顔を見せたポポに対し、ハリソンが連打で襲い掛かる。ここでも右を返したポポはペースを譲らなかったが、右オーバーハンドで腰が落ちる。それでも前に出てくるポポに右を合わせたハリソンが形勢逆転と思いきや、ポポはワンツーからハイを繰り出す。

ローを続けるハリソンに、頭を振ってポポがパンチを繰り出す。残り1分を切り、前に出るのはポポでハリソンはカウンターを狙う。回るハリソンに左ミドルを入れたポポは組み合いでヒザを突き上げる。最後まで前に出るポポが、ダブルレッグでハリソンをケージに押し込む。最後の10秒もパンチを振るい続け、ハリソンは受け身の状態でタイムアップを迎えた。

この回を10-8としないと勝利はないハリソン。ローもパンチも効かせたが、ダウンは奪っておらず、ポポはそれ以上攻め込まれることはなかった。結果、なんとジャッジの判定は20-18が2人でハリソンを支持し、0-2で敗れたポポは顔色を失い即ケージを後にした。


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