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【PFL2019#05】初回終盤に猛攻仕掛けたハイブラエフだが、2&3Rを返されハリソンと0-1のドローに

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・ハリソン(米国)
Draw.1-0:29-28.28-28.28-28
モヴィッド・ハイブラエブ(ロシア)

掛け率は微差でハリソンという注目の一戦。14勝0敗のハイブラエブと、21勝1敗のハリソンの対戦は当然のように米国人ハリソンに声援が集まる。間合いを測る両者、ハリソンのミドルにハイブラエブが左ミドルハイを返す。ハリソンが待ちの姿勢は予想できたが、ハイブラエブも相当に慎重な立ち上がりとなる。と、ハイブラエブが後ろ回し蹴りをガードの上から当て下がったハリソンにパンチを振るう。

距離を取り直したハイブラエブが左ハイをブロックし、右を打ち込む。続いて右を当てて組んだハイブラエブはバックに回り鉄槌、ワキの下からアッパーを打っていく。胸を合わせたハリソンが離れると、ハイブラエブがハイキックから距離を詰めてケージにハリソンを押し込む。左を当てて離れたハイブラエブは飛びヒザ一閃。足が泳ぐハリソンに対し、ハイブラエブが左右のフックを纏める。倒れたハリソンに鉄槌、アッパーの猛攻を入れたハイブラエブは時間のベルにTKO勝ちと勘違いし、ケージに駆け上がった。

2R、攻め急がないハイブラエブはハリソンの右をバックステップでかわし、右アッパーを入れる。ハリソンも右を返し、この一発でハイブラエブの腰が落ちる。組んだハイブラエブがケージにハリソンを押し込み、ヒザを突き上げる。ボディロックを腰に乗せて投げようとしたハイブラエブは、ハリソンが耐えると右を当てて離れる。左を上下に打ち分けるハイブラエブに対し、ハリソンはUSAコールを受け左ミドルも当たりは浅い。なかなか手を出さない両者、ハリソンのローにハイブラエブが右を合わせようとする。シングルを切って左を振るうハリソンだが、ハイブラエブもすぐにワンツーを打ち返す。プレッシャーをかけるハリソンがガードの上から左ハイを繰り出し、互角ながら腰を落としたことでラウンドを取り返したか。

最終回、右に回るハイブラエブ、ハリソンが左ミドルを蹴る。両者、かわらず間合いを測り合い90秒が経過する。左ミドルを入れたハリソンに対し、ハイブラエブがなかなか距離を詰めることができない。ハリソンは右をヘッドスリップでかわし、またも左の蹴りを見せる。ハイブラエブが右ボディストレート、続いてシングルレッグでケージにハリソンを詰める。ケージを背にして防御するハリソン、時間は残り30秒に。細かいパンチを入れるハイブラエブは、このままケージに押し込んだ状態でタイムアップを迎えた。

初回終盤のハイブラエブの猛攻が10-8とできたか、あるいは10-9か。2Rはハリソンが10-9、最終回も10-9でハリソンと見ることができる。果たして、ジャッジの裁定は29-28でハリソンが1人、残り2人が28-28でマジョリティドローに。両者、1Pを加えハイブラエブは7点、ハリソンは4点という状況になった。


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