【KSW45】英国色の強いKSWビッグショーにチアゴ・シウバが参戦、マックスウィーニーと対戦
【写真】ブラジル人ファイターも多く出場しているKSW。今大会にシウバとプラドという2人のUFCベテランがロンドンで戦う(C)ACB
6日(土・現地時間)、KSW45「The Return to Wembley」が英国ロンドンはウェンブリーのSSEアリーナで開催される。4カ月のインターバルを挟み、3年振りのウェンブリー大会でKSWが再稼働する。
メインでヘビー級王座を防衛するフィル・デフリーズ、イギリス諸国連邦に属する南アフリカからドリキュス・デュプレシーもウェルター級王座防衛に挑む。ミドル級王座決定トーナメント準決勝にスコット・アスカム、加えて英国のワンダーボーイことアルフィー・デイヴィスの出場と、今大会はいってみればポーランド色に染まったKSEWで英国色がスパイス以上に効いているイベントなる。
そんななか紳士の国と表裏一体、過激なフーリガン国家でもある英国には、ブロウラー的なファイターも多い。その代表格といえるジェイムス・マックスウィーニーの相手が、ミハウ・アンドレシャクからチアゴ・シウバに変更され、日本のファンにとってはより注目度が上がったといえる。
UFCリリース後はWSOFを経て、ACBを主戦場に戦ってきたシウバがヘビー級でマックスウィーニーと対戦する。どこまで動けるのか、そこに不安は残るがパンチのみならず、蹴りやヒザ蹴りを有効に使うことができれば──英国のファンが望むブルファイトで勝利する確率が上がる。
その一方で、シウバはケージに押し込んでの試合も実は得意としているだけに、どちらを選択するのか。まずは打撃で感触をつかみ、ケージに押し込む可能性は十分に高い。そのシウバに対し、マックスウィーニーは押し込まれた展開で振り幅の少ないパンチを効かせ、一気に乱打戦に持ち込むのも手だ。いずれにせよ、ロンドンの観客に乗せられるとシウバはマックスウィーニーの庭での戦いに引き込まれることは間違いない。
■KSW45対戦カード
<KSWヘビー級選手権試合級/5分5R>
[王者] フィル・デフリーズ(英国)
[挑戦者] カロル・ベドフ(ポーランド)
<KSWウェルター級選手権試合級/5分5R>
[王者] ドリキュス・デュプレシー(南アフリカ)
[挑戦者] ロベルト・ソルディック(クロアチア)
<ヘビー級/5分3R>
エルコ・ユン(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
パベウ・ミコワイウフ(ポーランド)
<KSWミドル級王座決定T準決勝/5分3R>
デミアン・ヤニコフスキ(ポーランド)
ミハウ・マテウ(ポーランド)
<KSWミドル級王座決定T準決勝/5分3R>
スコット・アスカム(英国)
マルチン・ボイチク(ポーランド)
<ライト級/5分3R>
アルフィー・デイヴィス(英国)
レシェク・クラコフスキ(ポーランド)
<ライトヘビー級/5分3R>
ヴァグネウ・プラド(ブラジル)
マックス・ヌネス(スウェーデン)
<ヘビー級/5分3R>
ジェイムス・マックスウィーニー(英国)
チアゴ・シウバ(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
ジェイミー・スローン(英国)
アコップ・アスタック(ポーランド)