【ALL JAPAN JJC2018】フェザー級はアジア王者・八巻祐が初制覇。大塚博明は3年連続のシルバーに
【写真】ライトフェザー級に続き、層の厚いフェザー級の表彰台 (C)JBJJF & TSUBASA ITO
5日(日)、東京都大田区の大田区総合体育館で日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)主催の第19回全日本ブラジリアン柔術選手権が開催された。文字通り、ブラジリアン柔術の日本一を決するべく熱戦が繰り広げられたアダルト黒帯各階級の模様をリポート──第3弾はフェザー級の戦いをお伝えしたい。
Text by Lighthouse
9名参加のアダルト黒帯フェザー級は昨年のアジア選手権王者の八巻祐、前回の全日本選手権ファイナリストの大塚博明、ベテラン塚田市太郎が揃って出場した。
初戦となった水洗裕一郎戦から、実力を発揮したのは八巻祐だった。引き込む水洗に対して、次々とパスガードを決めていった八巻は、9-0で圧勝。続くカルロス・キムラとの試合では、パスガードを仕掛けてアドバンテージを獲得する展開となり、八巻のペースに。
しかし、キムラにスイープを決められて0-2と差をつけられる。逃げ切られる可能性もあったが、八巻は上からアームロックを極めて逆転一本勝ちで決勝へ進んだ。
もう一方の枠では、決勝進出を賭けて大塚と塚田が準決勝を争った。引き込んだ大塚に対して、回り込んでパスガードをうかがう塚田。両者、膠着となりルーチが与えられる。さらに動きが少ないためか、塚田にルーチ。これでペナルティが1-2となる。それでも大塚も動きが少ないためにルーチが与えられて、ペナルティが2-2と並ぶ。
このまま最後まで差がつかずにタイムアップとなるが、直後に塚田が試合場から出てしまう痛恨のミスを犯してしまい大塚が勝者となり、決勝進出が決まった。
八巻が上になり、大塚が下から攻める展開となった決勝戦。ガードからコントロールを狙う大塚に対し、八巻はパスガードを仕掛ける。互いにアドバンテージを獲得してイーブンのなか、ついに八巻がパスガードに成功して3ポイントを先取する。そのまま大塚の腕を極めにいき、アドバンテージを加算。これは防いだ大塚だが、これ以降ポイントを奪うことができずに試合終了に。八巻が全日本初制覇を果たした。
■フェザー級リザルト
優勝 八巻祐 (X-TREME EBINA)
準優勝 大塚博明 (PSBJJ Ogikubo)
3位 塚田市太郎 (DAMM FIGHT JAPAN)、カルロス・キムラ (IMPACTO JAPAN B.J.J)