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【Shooto/180617】前田吉朗が絶妙なケージジェネラルシップ、オニボウズを完封

<フライ級/5分3R>
前田吉朗(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
オニボウズ(日本)

前田がまず左ハイを狙う。飛び込んでパンチを放ったオニボウズに対し、ダブルレッグで担ぎ上げた前田がスラムでテイクダウンを奪う。ガードの中からパンチを落とす前田はワキを譲らず、中腰になり右を落とす。腰を切り、足を一本抜こうとしつつ細かいパンチを打つ前田は、立ち上がり際にボディロックからバックへ。オニボウズにスイッチを許さず、トップをキープし足を一本抜く。

ワキをすくって距離をとったオニボウズが、後ろに下がって立ち上がる。残り30秒、オニボウズが右ミドル、前田も右に右フックを合わせ、オニボウズがバランスを乱す。さらに左ミドル、右エルボーを打ち込んだ前田が初回を取った。

2R、ノーモーションで左フックを振るう前田。変則のステップから、前に出るオニボウズにカウンターを狙う。オニボウズの右フックに、スッと頭を下げてテイクダウンを決めた前田は、スクランブルでシングルを取り、体を捩じって足を抜こうとしたとこでバックへ。前方に崩し、ボディロックのまま上を取り切った前田がガードの中でしっかりとトップを取り切る。オニボウズの下からのパンチに、勢いよく前田が鉄槌を落とす。右足を抜いた前田は肩固めの要領で抑える。技を解き、残りの10秒もエルボーを打ち続けた前田がこの回も文句なくとった。

最終回、オニボウズがワンツーを振り、蹴りから右ストレートを当てて前に出る。ここもテイクダウンを決め、レッグドラッグから前田がサイドを取る。ここからはハーフに収まって小さなパンチを落とすという十分な形に。抑えられ、足を戻せないオニボウズ、時間だけが過ぎていく。

フックガードからクローズドとオニボウズは、反撃の態勢に入ることができない。最後は体を起こして振りかぶったパウンド、立ち上がられても飛びヒザ、ハイを見せ印象点をさらに稼いた前田がフルマークの判定勝ちを収め、「おもろないやんけ。こんなんアカン。次、大阪で試合するときはもっとメチャメチャやります」と話した。

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