【UFC225】オルロフスキーも、新鋭ツイバサの乱打に下る
<ヘビー級/5分3R>
タイ・ツイバサ(豪州)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ)
シカゴ在住のオルロフスキーに対し、ツイバサはクリンチから鋭いアッパーを繰り出す。オルロフスキーは右ロー、右フックの空振りにツイバサが右を狙う。オルロフスキーは鋭い左ローを走らせるが、両差しから後方に倒されると同時にマウントを許す。カンヌキ状態で腕を固めるオルロフスキーに対し、ツイバサは腕が抜けずに膠着状態に。オルロフスキーはブリッジからスタンドに戻るが、左フックを受けてダウンを喫する。
スタンドで待つツイバサに対し、組んだオルロフスキーがヒザを入れて離れる。ツイバサは右に続き左を打ち込むと、オルロフスキーがクリンチ。離れたところに左、ヒザを入れたツイバサがさらに左を打ち込み、左ハイへ。ここれでバランスを崩したツイバサを追いかけたオルロフスキーだが、反撃とはならず初回を落とした。
2R、オルロフスキーは左ロー、続く左ハイは距離が合わない。ツイバサはワンツーを当てるも、オルロフスキーも右を返す。さらに左を入れたオルロフスキーに対し、ツイバサも左を打ち返す。鼻血が滴り落ちるツイバサが組んでいくが、オルロフスキーは離れて右を伸ばす。左フックを入れたツイバサは、左ハイで被弾しそうになるが、果敢に前に出て左に続き右フックをヒットする。
左の蹴りを使うオルロフスキーだが、連打をガードしつつバランスを崩して金網を背負う。ここでオルロフスキーは組んでツイバサをケージに押しこむと、右を差してテイクダウン。立ち上がり際に右を振るったオルロフスキーは、次の接尺でアイポークがあったとブレイクを要求する。再開後、前進に左を合わされ体が流れたオルロフスキーはスピニングバックフィストを空振り、ラウンド終了となった。
最終回、ツイバサが右ロー、さらに前に出てワンツーを放つ。オルロフスキーは左ハイを繰り出す。オルロフスキーが右をヒット、ツイバサは右エルボーを避けて左ボディを伸ばす。さらに右アッパーを当て、ボディにヒザ蹴りを入れる。残り2分、左フックを打ち込んだツイバサは、ケージに詰まったオルロフスキーに左を当てる。
足下が泳ぎながら間合いを取り直したオルロフスキーが左を伸ばす。ツイバサはスピニングバックフィストをかわすと、右ロー。残り20秒を切り、間合いを図るオルロフスキーは勝利を確信しているのか、距離を取ってタイムアップを迎えた──が3者揃ってジャッジは29-28でツイバサを勝者とした。