【UFC225】ホルムがトータルファイトで、アンダーソンから判定勝ち。一番の狙いはバンタム級王座
<女子フェザー級/5分3R>
ホーリー・ホルム(米国)
Def.3-0:30-26.30-26.30-27
ミーガン・アンダーソン(豪州)
UFCの歴史で初めてタイトル戦以外で組まれた女子フェザー級マッチ。前に出たアンダーソンが、ハイを受けそうになりながらヒザを顔面に届かせる。動きが止まっホルムはエルボーを打たれながらも、一旦離れると組んで距離を潰し、左エルボーを繰り出す。エルボーを続けるホルム、アンダーソンはケージに押しこまれ細かいパンチを入れる。顔を押して、ヒザを狙うアンダーソンに対し、ホルムは頭をつけてスペースを与えない。
離れて打撃の間合いに戻ると、アンダーソンが左ヒザをボディに入れる。ホルムの左前蹴りを顔面に受けてなお、前に出たアンダーソンはダル部レッグでテイクダウンを許す。残り1分、サイドを取ったホルムはマウント狙いをハーフに戻され、アンダーソンが足を取り股の下を潜って後ろから両足をフックした形になったところで初回が終わった。
2R、ワンツーを入れたホルムが、右フックを当てて離れる。前に出たアンダーソンをシングルで捉えたホルムが、ケージに押しこむ。ホルムは左エルボーを打って離れると、サイドキックを放つ。左ミドルに右を合わされたホルムは、ダブルレッグで寝技に持ち込む。ハーフで太腿にエルボーを入れ、足を抜いてマウントを狙いつつ、サイドへ。左のパンチを落とし、マウントに入ったホルムが右を連打する。肩固め狙うホルムだが、右手で押しのけようと下アンダーソンに左右のパンチを落とす。さらにエルボーを打ち下ろしたホルムは、肩パンチに続きエルボーを連続でいれラウンド終了を迎えた。
最終回、ホルムは左ミドルを蹴り、右ローへ。ワンツーを入れたホルムは、右ストレートを被弾し動きが一瞬止まる。直後にシングルレッグでドライブしたホルムは、右腕を差し上げてテイクダウン。ここもマウントを取り、エルボー&パンチを打ちつける。アンダーソンがケージを蹴ると、自らスタンドに戻ったホルムは左ハイ、右ローを蹴っていく。
前蹴りを続け、組んだホルムがボディロック・テイクダウンを決める。テイクダウン&寝技のコントロールでアンダーソンを寄せつけなかったホルムは、パスから左のパンチを痛打する。そしてマウントを取ると、肩パンチから左右の連打を打ち込む。体を捩じって逃れようとしたアンダーソンにニーインネックというえげつない抑えを見せたホルムは、最後のシングルレッグにもギロチンを合わせて試合終了。
3‐0で判定勝ちしたホルムは「ゲームプランはいつも通り、その時々に合わせて攻めること。バンタム級のベルトをもう一度取り戻したい。ボクシングと同じで複数の階級の王座を狙いたいし、サイボーグとも戦いたいけど、バンタム級がもっと重要かしら」と語った。