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【UFN131】幻のTUFファイナリストが、マーフィーを危なげなく下しオクタゴン初勝利

<女子フライ級/5分3R>
シジャラー・ユーバンクス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ローレン・マーフィー(米国)

UFC女子フライ級王座決定戦=TUF26ファイナルを減量の失敗で棒に振ったユーバンクスのオクタゴン初陣。両者が足止めてフックを打ち合うと、ユーバンクスが組んでテイクダウンに成功する。ケージを背負って立ち上がったマーフィーはクリンチからヒザを入れて離れる。前に出てフックを振り回すユーバンクス、マーフィーはその圧力に押されて下がると、アッパーを被弾しそうになる。フックから組み合いに転じると、マーフィーが首相撲&ヒザ蹴り、ユーバンクスがボディフックを返して離れる。ユーバンクスの前進&フックがジャッジの支持を得たか。

2R、初回と同じように体が開き気味だが、前に出て左右のフックを振るうユーバンクスに対し、マーフィーが下がる。ジャブの間は踏み留まれるマーフィーだが、フックやローになると下がってしまう。ユーバンクスはダブルレッグからシングル、ケージにマーフィーを押しこんでバックへ回る。正面に回ってハイクロッチからテイクダウンを奪ったユーバンクスは、マーフィーのゴゴプラッタ、三角狙いを潰して足を一本抜いていく。

再びラバーガードを仕掛けるマーフィーは、下からエルボーを見せるラバーガードを続けることができず、守りのハーフガードを強いられる。上からエルボー、鉄槌を落としたユーバンクスが、この回も取った。

最終回、シングルレッグでテイクダウンを狙ったマーフィーの試みを潰したユーバンクスは、パンチを落とす。スタンドに戻ったマーフィーは左ジャブをダブルで伸ばす。動きが少なくなったユーバンクスだが、マーフィーのダブルレッグを切る。そして、残り1分でテイクダウンを決めたユーバンクスが、ここでもゴゴプラッタ狙いを潰して足を一本抜いてエルボーを打ち込む。足を戻したマーフィーは、立ち上がることはできず、タイムアップを迎えた。

結果、ユーバンクスが半年遅れのUFCデビューを3‐0の判定勝ちで飾った。

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