【HEAT42】鮮烈、空中戦デビューVを果たしたミシェウ・ペレイラ「一番はファンに喜んでもらうこと」
【写真】次戦が待ちきれないミシェウ・ペレイラ (C)MMAPLANET
27日(日)、愛知県刈谷市の刈谷市産業振興センター内あいおいホールで開催されたHEAT42で、ミシェウ・ペレイラがキム・ソンフンから51秒TKO勝ちを収めた。
僅か1分に満たない試合時間で、ペレイラはケージキック・ジャンプを2度見せ、強烈なボディでダウンを奪ったあとに後方への宙返りでポジションを移動するという動きを見せた。
今回は王者ソン・ソンウォンの負傷で、ノンタイトル&契約体重戦となったペレイラ、その真価を発揮するのは次の戦いだ。
──見事な秒殺勝利でした。おめでとうございます。
「ありがとう。日本に呼んでもらえて本当に感謝している。HEATで試合ができて、本当に嬉しかった。なので今日は良い試合がしたかったんだ。今日は勝てたので、8月の大会でもまた日本のファンの皆の前で戦いたい」
──最後は見事な左ボディアッパーでした。
「狙い通りだよ」
──正直なことを言わせていただくと、もう少し試合が見てみたかったです(笑)。
「僕も戦った気がしていない。本当は2Rで終わらせて、それまでもっと僕の動きをファンに楽しんで欲しかったんだ」
──ケージを蹴ってジャンプ、ダウンを奪って後方回転。正直、あそこまで無茶な動きは見たことがなかったです。カポエイラや器械体操などがベースになっているのですか。
「カポエイラとムエタイ、そこにTVでダンスを見て融合させたんだ(笑)。僕のオリジナルだよ」
──身体能力の高さを伺わせる動きで、見ていて凄く楽しい一方でリスキー過ぎないでしょうか。失敗して、下になる可能性もあると思います。
「見ている人達に楽しんで欲しいんだ。そのために戦っている。一番大切なことは、ファンが喜んでもらうことだから」
──なるほどぉ!! 今回はタイトル戦でなくなり、80キロ契約になったのですが、それをオーバーしてしまいました。
「言い訳になってしまうけど、5月12日にブラジルで80キロ契約で試合をして、そこからまた体を作り直す時間があまりなかった。反省しているよ。それと……タイトル戦でなくなって一度、気持ちが落ちてしまったんだ。ただ、今回の経験もあるし、ずっとウェルター級で戦ってきたので次からは大丈夫だよ」
──かなりのインパクトを見ているファンに与えたと思います。そして、次の試合が待ちきれないです。
「今回は本当に日本に来ることができて嬉しかった。日本のファンに感謝している。少しの間しか日本にいることはできなかったけど、本皆が親切で良い人ばかりだった。次も皆に喜んでもらえる試合をして、必ずチャンピオンになるよ」