【Shooto/180617】大阪大会でキャプテン☆アフリカが、韓国MMAのエース候補キム・ギョンピョと対戦
【写真】キャプテン☆アフリカとキム・ギョンピョ、クラシカルなグラップラー×ストライカー対決となるのか。それとも得意技を持つウェルラウンドな戦いとなるのか──注目だ (C)MMAPLANET
30日(水)、Sustainより6月17日(日)に大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪・第2競技場で行われるプロ修斗公式戦でキャプテン☆アフリカが、韓国MMA界将来のエース候補キム・ギョンピョと対戦することが発表された。
環太平洋フェザー級王座決定=TOMA×山本健斗デリカット戦、フライ級の前田吉朗×オニボウズ戦、そしてバンタム級では奇天烈×ダイキ・ライトイヤーなどが組まれている同大会。出場がアナウンスされていたキャプテン☆アフリカの対戦相手が、キム・ギョンピョに決まった。
アフリカはMMA戦績は3勝0敗の修斗新人王ながら、元全日本強化指定Aの柔道家、アテネ五輪予選3位、2016年コンバットレスリング世界大会74キロ級優勝、昨年は全日本ブラジリアン柔術選手権黒帯ミドル級で2位&全日本ノーギ優勝という生粋のグラップラーだ。さらにサンボでも世界大会74キロ級日本代表、RiZIN FFグラップリング準優勝という卓越した戦績を誇る。
記憶に新しいところではQuintet旗揚げ戦に柔道ドリームチームの一員として出場、桜庭和志とドローだった。そんなアフリカにとって、キム・ギョンピョとのMMAマッチは試練の一番といえる。キム・ギョンピョはロードFCミドル級王者チャ・ジョンファン率いる──MMA STORY所属で同フェザー級王者チェ・ムギョム、バンタム級タイトルコンテンダーのキム・ミンウに続く、第4の男として注目を集めるライト級ファイターだ。
同じライト級の新鋭パク・デソンとの接戦を落とし、昨年3月にGladiatorに来日を果たすとウェルター級ノンタイル戦でウェルター級王者レッツ豪太に判定勝ちを収めているキム・ギョンピョ。その後、アルメニアのアルマン・ツァルキャンの徹底したテイクダウンの前にキャリア2敗目を喫してしまい、大阪でアフリカを相手に再起を目指す。
寝技、そして極めという部分でアフリカはキム・ギョンピョを上回る。ただし、その得意な局面の前に打撃とテイクダウンという戦局が存在することを忘れてはならない。6勝のうち3つのKO勝ちと結果が示すように、キム・ギョンピョは離れては右オーバーハンド、ゼロ距離でもヒザ蹴りという倒す術を持つ。
ツァルキャンのテイクダウンに敗れたとはいえ、ケージでのクリンチ戦は決して弱くない。また、相手が正面を向き気味なると、強烈な勢いの右ミドル持っている。打撃を振り、組みつきたいアフリカだが、この試みを切られると細かいダーティーボクシングには警戒が必要だろう。
スピードと重厚感のある抑え&キレキレの極め=アフリカ、距離のコントロールと削り、仕留める打撃のキム・ギョンピョの一戦は、MMAファイターとしてアフリカのポテンシャルを知ることができる一戦になりそうだ。また同門レッツの敗北時にセコンドについていた三島☆ド根性ノ介の指揮官振りも興味深い。
なおキャプテン☆アフリカ×キム・ギョンピョ以外にも、同じMMAストーリーからイム・ジョンミンも来日し、高野明と対戦することも併せて明らかとなっている。