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【Pancrase296】藤野恵実と書いて、「男前」と読む。ド根性ファイトでジェイコブセンに競り勝つ!!!!

<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実(日本)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
シャロン・ジェイコブセン(米国)

左ストレートを伸ばしたジェイコブセンに対し、藤野は左クロスを当てる。パンチを振るいながら組んだジェイコブセン、藤野は逆にケージに押しこむ。体を入れ替えたジェイコブセンをもう一度、藤野が金網に押し込む。ワンツーを入れて離れた藤野は、ジェイコブセンの左に対し、右をクロスで打っていく。被弾しても殴る藤野は、組みに行くがジェイコブセンが押し返す。藤野はがぶり切れず、ジェイコブセンがケージに押しこんで右ボディを打ち込む。

離れてワンツーを連続で放つ藤野だが、ジェイコブセンも打たれても下がらず前に出ていく。ゴゴチョーク気味にジェイコブセンの首を抱えた藤野。ジェイコブセンは頭を抜いて、左を打ち込む。藤野は1発貰うと、2発、3発と返す。さらに蹴り足を掴んでパンチを入れて倒した藤野だが、ジェイコブセンは蹴り上げから立ち上がり姿勢を乱した藤野からトップを奪い返す。終了間際にニアマウントで強烈なパンチを落としたジェイコブセンがジャッジ2名の指示を得た。

2R、左フックを入れて組んだ藤野がボディロックテイクダウンに成功する。頭を抱えているジェイコブセンはギロチンスイープを諦め、ハーフから潜っていく。そこにエルボーを落とした藤野に対し、ジェイコブセンは正対してシングルを狙う。がぶった藤野は立ち上がったジェイコブセンにヒザを入れる。後方に倒れながら、スイープを狙ったジェイコブセンに対し、頭を外さず譲らなかった藤野はスタンドに戻ると、打撃戦で圧し始める。ジェイコブセンが右ジャブを当て、ならばと藤野は左クロスを打ち返す。さらに右を振るって前に出ると、ついにジェイコブセンが逃げのテイクダウン狙いへ、

がぶってゴゴチョークを仕掛け、動きが止まったジェイコブセンにフックを連打で入れる。足が止まったと思われたジェイコブセンが、なんとダブルレッグで藤野を倒し、立ち上がりながら藤野の顔面にパンチを打ちつける。

藤野はここでゴゴチョークへ、ジェイコブセンはテイクダウンしサイドからマウントを奪い、エルボーを落としていく。ボディを殴り、エルボーを入れたジェイコブセンが終盤に盛り返したが、この回はジャッジ3者が藤野のラウンドとした。

最終回、左ストレートを伸ばすジェイコブセン、藤野は右を当ててケージに押しこむ。ヒザをボディに入れるジェイコブセンに対し、藤野が離れて右を伸ばす。ショートのワンツーを被弾したジェイコブセンが、姿勢を乱しながらパンチ&テイクダウンを仕掛ける。バランスを崩しても倒れなかった藤野が、ケージにジェイコブセンをケージに押し込みヒザを腿に入れる。

休んでいる感のあるジェイコブセンは、距離ができると左を振るっていく。藤野は右を当ててショートのパンチを打ちつける。長い距離はジェイコブセン、藤野は入ってからのフックが左右とも当たる。残り90秒となり、ジェイコブセンが組んでケージ際でダブルレッグを仕掛ける。左腕を差して、体を入れ替えた藤野が細かいパンチをヒットさせる。

ジェイコブセンもヒザを返して体を入れ替えるが、藤野が押し返して左右のフックを打ち込む。残り5秒、右ストレートをヒットさせた藤野は最後の投げを耐え、時間と同時にマットへ崩れた。

男前ファイトをやり切った藤野は3‐0で判定勝ちし、「ババァつえぇんだ。ババァ、舐めるな。年のせいにしたくないので、格闘技もっともっと盛り上げたいと思います」というメイクで締めくくった。


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