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【ONE71】フォラヤンが無敗のロシアン=アトランゲリエフを完封し、判定&復活勝利

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
Def.3-0
ハルン・アトランゲリエフ(ロシア)

キャリア11連勝でONE初陣となったアトランゲリエフが左ハイを見せる。身長&リーチで劣るフォラヤンは踏み込んでローを繰り出す。左ローからボディストレートを狙うフォラヤンがサイドキック、これが急所に入り一旦間合いを取る。ワンツーに距離を取るアトランゲリエフが後ろ回し蹴り。フォラヤンがバックステップでかわし、サイドキックから右ミドルを蹴っていく。

サイドキックを頭に受けそうになりながらテイクダウンを狙ったアトランゲリエフは、これを切られると、続く左フックにダブルレッグを合わせる。フォラヤンはキムラクラッチからヒップスローでリバーサルを決めてマウントを奪取する。アトランゲリエフがケージを蹴ってもマウントをキープしたフォラヤンがパンチを落とすが、ブリッジで下にされる。パウンドを落とすアトランゲリエフに対し、フォラヤンは腕を抱えてオモプラッタ狙いからスクランブルに持ち込んだところで初回が終わった。

2R、蹴りの応酬からアトランゲリエフのオーバーハンドを見切ったフォラヤンが、サイドキックを入れる。テイクダウン狙いから引き込んだアトランゲリエフに対し、フォラヤンはスタンドで待ち受ける。勢いのある右ローを入れたフォラヤンが、右ボディフックに続きサイドキックを腹に突き刺す。

テイクダウン狙いをすくったフォラヤンは、ハーフからヒザを顔面に入れるとスタンドへ戻る。圧力を強めるフォラヤンが右ハイ、右ストレートを当てるとテイクダウン狙いを切ってトップを奪取する。パスを狙い、マウント、バックマウントの状態からでも立ち上がったフォラヤンが完全に試合をリードする。テイクダウン狙いから引き込むアトランゲリエフは、反撃の糸口が見つけられずジリ貧状態となった。

最終回、組んで引き込むアトランゲリエフに付き合わないフォラヤンが右ハイ、さらにサイドキックを蹴っていく。左ジャブを当てたアトランゲリエフが、右オーバーハンドも完全に見切られてしまっている。スピニングバックフィストからサイドキックを見せたフォラヤンが、スピニングバックキック。腹にこの一発を受けたアトランゲリエフは組んで引き込む。シングルをスプロールしたフォラヤンは、パンチを入れて立ち上がる。

残り1分30秒、気持ちも後ろ向きなアトランゲリエフは左に回り続ける。フォラヤンは追いかけてロー、左フック、サイドキックを繰り出す。シングルレッグを切ったフォラヤンが、バックを狙うもアトランゲリエフが防ぐ。このままフォラヤンは横綱相撲で、最後にギロチンを仕掛けたところでタイムアップに。

昨年11月にライト級王座を失ったフォラヤンが、完勝でカムバックを果たした。

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