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【UFN128】前蹴りをボディに突き刺し、アッパーで追い打ち。シアー・バハドゥルザダがシャガスにKO勝ち

<ウェルター級/5分3R>
シアー・バハドゥルザダ(オランダ)
Def.2R2分40秒by KO
ルアン・シャガス(ブラジル)

シアーのローにシャガスは飛びヒザを見せて、館内を沸かせる。ローをキャッチしたシアーが、右フックを打ち込みシャガスが後方に倒れてガードを取る。右のパンチを落とし、しっかりと抑え込むシアーがシャガスの三角狙いを防ぎ、コツコツとパンチを落とす。右の勢いのあるパンチを放った直後、シャガスは左ワキを潜ってバックに回り込み両足をフックする。

RNCを狙いつつパンチを入れるシャガスの四の字フックに、シアーは胸を合わせることができない。しかし、その四の字フックの影響で上体がシアーの上にあり過ぎて絞めを極められないシャガスは、シアーのスクランブルにも背中をキープし続け初回を取った。

2R、ワンツーで前に出て来るシャガスと右フック迎え撃つシアーは、左に回りながら右フックを当て、前に出てワンツーを当てる。そしてシャガスのテイクダウン狙いを切りヒザを入れると、右ショートから左ストレート、さらに左アッパーを当てる。続く左フックでスタンドを嫌がったシャガスのテイクダウンを切り、打撃戦を続けたシアーの右前蹴りがボディに入る。苦悶の表情を浮かべしゃがみ込んだシャガスに右アッパーまで打ち込んだシアーが、TKO勝ちを手にした。

「初回は驚くことはなかった。コーチたちがプロとしてゲームプランを授けてくれた。前蹴りが僕の一番の蹴りなんだ。次はトップ10と戦いたい」と勝者は話した。


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