【Titan FC49】劣勢を跳ね返し、最後はダブルの右からRNCでソアレスがゴメスを下し新フェザー級王者に
<Titan FCフェザー級選手権試合/5分5R>
ジェイソン・ソアレス(米国)
Def.4R0分36秒by RNC
ルイス・ゴメス(キューバ)
左フックを当て、ソアレスの右ローをチェックしたゴメスは、ワンツーから前進し右アッパーをボディに打ち込む。たまらずシングルレッグに出たソアレスのバックに回ったゴメスはパンチを打っていくが、ゴメスはスクランブルからシングルでバックを取り、起き上がったソアレスに対してダブルレッグでテイクダウンを奪う。
背中を預けて立ち上がったゴメスは、胸を合わせるも腰をコントロールされスラム気味にテイクダウンを許す。ソアレスはしっかりとバックを取り、ゴメスの反応に合わせてバックからテイクダウン、ボディロックからスラムと終盤は試合を支配した。
2R、スタンドでは圧倒的な強さを見せるゴメスが、ワンツーからボディフックを連打する。さらにエルボーを連続で被弾したソアレスが、テイクダウン狙いも右腕を差したゴメスがトップを奪取する。上体を起こしてシングルに出たソアレスだが、切ったゴメスが離れる。レフェリーはソアレスにスタンドに戻るよう指示し、ゴメスは再びボディにワンツーを決める。飛びヒザを見せたゴメスは、打ち疲れが一旦試合を落ち着かせる。
ここでテイクダウンを狙ったソアレスに、ゴメスはダーティボクシングからエルボーをヒットさせる。しかし、ソアレスが驚異的な粘りを見せてテイクダウンからトップを奪取し、勢いのある左のパンチを連打していく。右エルボーを交え、左を連続で打ち付けるソアレスは鉄槌、右の勢いのあるパンチを落とし2Rも終盤に盛り返した。
3R、ハイキックの蹴り合いから、ソアレスはシングルレッグも切られて引きこむ。パンチを連打し、下からのシングルに対応するゴメスは足を捌いてボディ、シングルを切ってパウンドを落とす。試合がスタンドに戻るや、ソアレスが左の連打で前に出るが、ボディから右を打ち抜いてダウンを奪う。
パウンドを連打するチャンピオンに対し、ソアレスはラバーガードを仕掛ける。立ち上がったゴメスは、レフェリーのブレイク後にヒザ蹴り、テイクダウン狙いにアッパーを当てる。ソアレスはそれでも組みついて、引き込むやヒールフックへ。胸を蹴ってエスケープしたゴメスだが、トップを取った直後にラバーガードに捉えられる。
ゴメスが肩を押し込み、ソアレスはクローズドからハイガード、腕十字を狙う。ゴメスが腕を抜いて立ち上がったところでラウンド終了となった。
4R開始直後、右ストレートを当て、動きが止まったソアレスに再び右を打ち込む。倒れそうになったソアレスのバックを奪取したソアレスは、そのまま寝技に持ち込み両足をフックし、RNCを仕掛ける。顔を真っ赤にしたゴメスがタップし、番狂わせといえる王座交代劇に「最初の2Rとは半分はゴメスが攻めて来たけど、僕は諦めずにトップを取ることを心掛けた。4Rはコーチの言いつけを守って右を当てたんだ」と新チャンピオンは勝利を振り返った。