【UFN125】ヴェラに圧力勝ち、アンドレージがフルマークの判定で25度目の勝利
<バンタム級/5分3R>
ドゥグラス・アンドレージ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
マルロン・ヴェラ(エクアドル)
いきなりワンツーを伸ばすアンドレージ。ここからは間合いを探りつつ、前に出る展開に。ヴェラの左ハイをブロックしたアンドレージは右ストレート基調で前に出るかと思えば、左フックからも突っ込んでいく。冷静に回ってかわすヴェラは左ミドルをキャッチし、右フックを振るう。アンドレージは足を抜いて向かい合うと、左から右のコンビネーションで前に出る。ミドルを交えて、前進を続けるアンドレージが左フックをヒット。
鋭い右を振るったアンドレージに対し、バックステップを追いかけたヴェラがヒザ蹴り、そしてハイを狙う。アンドレージがエルボー、右ボディフックを打ち込む。一発が重いヴェラが構えを変えて組みつくと、バックに回り後方にヴェラを崩したところで初回が終わった。
2R、ヴェラの左ハイも、重心が後方で威力が感じられない。それだけアンドレージの圧力が強いということか。左ローをキャッチされ、バランスを崩したアンドレージはその姿勢で左フックを打っていく。左を当てたアンドレージ、続く左フックで目を気にしたヴェラに対し、ラッシュを掛ける。ヴェラも左ミドルを当てて、この局面を切り抜けた。
右ストレート、フォローの左をヒットさせたアンドレージが後ろ回し蹴りを繰り出す。ヴェラの攻撃に反応し、下がることはないアンドレージの攻勢が続く。左ボディフック、右オーバーハンドのコンビ、後ろ回し蹴りでペースを譲らないアンドレージは左ローに右をカウンターで合わせる。残り10秒で再び組みついたアンドレージが、2Rも取った。
最終回、ヴェラが左ボディストレート、左ミドル、首相撲からヒザと腹を攻める。クリンチを振り払ったアンドレージの左ジャブに、ヴェラもジャブを差し込む。アンドレージの圧に負けず、前に出るヴェラは蹴りにパンチを合わせる数が増えて来る。
それでもアンドレージはボディから頭をコンビで殴り、サイドキックを蹴り込む。強烈な右ローを蹴り、アッパーを狙ったアンドレージはペースを譲らず、左ロングフックをヒットする。左フックを受け、初めてアンドレージが下がると追い打ちの左を打ち込んだヴェラだったが、そこから後が続かず。
残り1分となり、なぜか両中指を立ててアンドレージを挑発したヴェラ。直後にアンドレージの左右のフックに下がってしまう。残り10秒を切り、スピニングバックフィストを放ったアンドレージは、終了後にも飛びヒザを仕掛ける素振を見せ、両者がエキサイトしたなかで試合が終わった。
結果はフルマークでアンドレージの判定勝ちとなり、通算戦績を25勝2敗とした。