【Pancrase293】若松佑弥の挑戦を受けるフライ級KOP仙三 「インファイトは得意です」
【写真】計量直後にはアルカリイオン水とキウイ、オレンジを口にいれたチャンピオンの仙三だった (C)MMAPLANET
4日(日)に東京都台東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase293のメインで若松佑弥の挑戦を受けるライト級KOP仙三。
下着を脱いでパスした計量直後の仙三に、これまでMMAの試合では見せたことがない接近戦について話を訊いた。
──パンツを脱いでパスとなりました。ギリギリを狙ったというところでしょうか。
「あっ、たまたまです。今回はギリギリになってしまいました。いつもは余裕を持って落としているのですが、今日は起きた時に少し重くてそこから体重を落としたので」
──調印式の時に体調管理を凄く気にかけていましたが、その後、首都圏は過去に記憶がないほど寒い日が多かったです。
「調印式の時、実は体調が良くなくて。でも、それからはもう体調管理だけが気になるといって良いぐらい、ずっと注意してきました。仕上がりはメンタル、気持ち、闘志という部分で過去最高です」
──どのスポーツも若い選手の台頭が望まれる状況ではあります。明日の試合も若松選手押しという空気はありました。
「そうですね。でも若松選手は良い選手ですから。成績も良いし、挑戦者押しはそれで良いと思ってきました。自分は試合で魅せることができれば良いので。積み重ねてきたモノは負けません。正直、才能でいえば若松選手には全然敵わない。自分は才能がある人間ではないので。でも、そこから這い上がってきたので自分がどうすれば強くなるのかは分かっています。
精神力、気持ち、闘争心ではUFCのトップファイターとやっても負けない。そこが一番の武器だと思っています。それでもまだ自分の闘争本能が全開になったことはない。なので若松選手も組まないで殴り合いだと言っているので、闘争本能を見せることができるんじゃないかと思っています。
いくらやられても、死んでも勝つぐらいの気持ちで常にやってきたのですが、今回はそれ以上のモノを見せます。体……身体とかでなく、闘争本能、精神力、気持ちという部分では過去最高の仕上がりだと思います」
──打撃戦を互いに口にしていますが、今回の試合は仙三選手のインファイトが見られるのではないかと期待しています。これまで組みに来る相手だったので、あのような距離でいた。それが若松選手も打撃戦の望んでいる、そうなると近い距離でより仙三選手のボクシングがようやく見ることができるのかと。
「自分、インファイトができないわけじゃないので(笑)。自分から前に出て打つと、テイクダウンを合わされる。そこを警戒して戦ってきました。でも、インファイトは得意です。インファイトも中間距離も、ボクサー時代はそっちが得意だったので。MMAでは一度も見せていないですけど、インファイトも中間距離もどこでも戦えると自分では思っています。
ただし、試合はやってみないと分からない部分があります。自分も若松選手は凄く良い選手だと思っていて、これあでも試合もずっと気になって見てきました。凄いファイターだと思います。才能あるファイターで尊敬している選手なので、実際に戦ってみないと分からない部分はありますが、どの距離でも勝てると思っています。周りの予想では『仙三がやられる』という声の方が多いですけど」
──『打ち合う』というから言葉が聞かれても、打ち合うとは限らないのもMMAです。これだけ攻める選択肢がある競技なので。
「ハイ。そうだと思います。でも、自分も打撃でやりたいです。若松選手もそう言ってきたし、最高に盛り上がる試合になるんじゃないかと期待しています」
■ Pancrase293計量結果
<フライ級KOPT/5分5R>
[王者]仙三:56.75キロ→56.7キロ
[挑戦者]若松佑弥:56.6キロ
<ライト級/5分3R>
アキラ:70.35キロ
ヒカルド・チルローニ:70.5キロ
<女子ストロー級/5分3R>
三浦彩佳:52.6キロ
ソ・イェダム:52.4キロ
<フライ級/5分3R>
小川徹:56.95キロ
翔兵: 57.15キロ
<ウェルター級/5分3R>
手塚裕之:77.3キロ
グライコ・フランサ:77.2キロ
<フライ級/5分3R>
端貴代:56.8キロ
バーバラ・アシオリ:57.06キロ
<フェザー級/5分3R>
コンバ王子:65.85キロ
イズマエル・ボンフィン:69.0キロ
<ウェルター級/3分3R>
GONO:77.1キロ
脇本恭平:77.1キロ
<ライト級/3分3R>
網潤太郎:69.7キロ
丸山数馬:──キロ
<ストロー級/3分3R>
リトル:52.35キロ
高島俊哉:52.3キロ
<バンタム級/3分3R>
合島大樹:61.7キロ→61.7キロ
河村泰博:61.55キロ
<バンタム級/3分3R>
神田T800周一:61.25キロ
林太陽:61.35キロ
<OPライト級/3分3R>
上田淳志:69.7キロ
深谷誠:70.5キロ
<OPフェザー級/3分3R>
齋藤拓矢:64.9キロ
渡辺譲明:65.55キロ
<OPフェザー級/3分3R>
手塚勇太:65.55キロ
DARANI DATE:65.95キロ
<OPバンタム級/3分3R>
萩原一貴:61.0キロ
坂本瑞氣:61.35キロ
<OPバンタム級/3分3R>
中村龍之:57.05キロ
立花恵介:56.0キロ