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【Invicta FC27】貫禄、カフマンがキアンザドに付け入る隙を与えず完勝

<136.7ポンド契約/5分3R>
サラ・カフマン(カナダ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
パニー・キアンザド(デンマーク)

互いに左ジャブを見せ、カフマンが右ストレート。キアンザドは左フックを繰り出す。キアンザドが組むが、カフマン離れてワンツーを打ち、左インローを蹴っていく。ここから右を当て、前に出るとキアンザドは首相撲からヒザを放つ。カフマンの右にキアンザドが左フックを返すが、前に出るカフマンだ。このまま左フックを注意しつつ右を伸ばして組みつくと、ヒザを2発突き上げては離れる。

両者、打撃で圧をかけようとするなか、有効なのはカフマンの右か。クリンチの攻防を挟みながら、右を打つカフマンに対し、キアンザドも引き続き左フックを合わせる。ストレートだけでなく、右フックも打ち込むカフマンが前蹴り、さらに右ストレートと右フックをヒットさえた。

2R、キアンザドが鋭い蹴り、左だけでなく右ストレートを伸ばし、スピニングバックフィストまで見せる。面食らうことなく、左フックから右を当てたカフマンはクリンチ合戦、首相撲&ヒザの攻防を経てシングルレッグへ。キアンザドが防ぐがカフマンは両差しから小外掛けでテイクダウンに成功する。

リバースマウントに違い形で、足をきかせるキアンザドに鉄槌を落としたカフマンは、足を捌いて後方に畳む。キアンザドはそのまま後方回転してスクランブルへ。離れてワンツーを打ち込んだカフマンに対し、キアンザドが遠い距離からテイクダウンを狙うも潰され立ちあがる。ケージを背にしたキアンザドは、劣性のまま最終回を迎えることとなった。

いきなりスピニングバックフィストを狙ったキアンザドだが、何かをやると顔に書いており空振りに。細かいコンビでパンチを続けたカフマンは、ダーディボクシングで左アッパーを連打する。スイッチバックから左フックを当てても、カフマンの前進を止めることができないキアンザドは、ケージを背負い時間が経過する。

回転バック拳をかわしたカフマンは、テイクダウン狙いもケージを背にして耐え、体を入れ替えて左エルボーを放つ。カフマンはキックボクシングでリードし、組み+打撃の展開をも優位に進める。ローをタイミングよく入れ、上中下と打撃を加え続けるカフマンが最後まで付け入る隙を与えず、フルマークの判定勝ちを手にした。

「パニーはタフなのは知っていた。でも、今夜は私の時間。可能な限り、早く次の試合をしてチャンピオンベルトを巻きたい」と勝者は話した。


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