【UFN123】フライ級転向同士、デイヴィスがカモーシェから柔術で判定勝ち
<女子フライ級/5分3R>
アレクシス・デイヴィス(カナダ)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
リズ・カモーシェ(米国)
ともにバンタム級コンテンダーを経て、フライ級に落としてきたモノ同士の4年振りの再戦。前回はデイヴィスが判定勝ちをしている。試合開始直後にそのデイヴィスがクリンチでカモーシェをケージに押し込む。細かいパンチを入れるカモーシェはヒザ蹴りを、シングルへの移行はウィザードで耐える。残り3分でブレイクが掛かり、カモーシェの前蹴り後にデイヴィスが組みつく。
足を払うような形でテイクダウンを奪ったカモーシェは、がぶりからヒザをワキ腹に入れる。体を起こしたデイヴィスに対し、カモーシェがダブルレッグ。倒されたデイヴィスはハイガードから腕十字を仕掛け、足をすくっていく。立ち上がって右腕を抜こうとしたカモーシェは、足が制されているのでままならない。ようやく立ち上がったカモーシェがスラムしたところで初回が終わった。
2R、すぐにテイクダウンを奪ったデイヴィスがパスの圧力をかける。ニーシールドを潰され足を一本抜かれたカモーシェだが、ハーフからスイープを仕掛ける。一瞬、バランスを崩したデイヴィスがガードの中に戻ると、カモーシェがラバーガードを狙う。残り50秒でブレイクが命じられ、試合はスタンドに。カモーシェが右を2発入れ、デイヴィスがローからクリンチへ。カモーシェが大外掛けでテイクダウンを決めた直後にタイムアップに。
最終回、打撃の交換で左フックをヒットさせたカモーシェが、動きの止まったデイヴィスに左右のフックでラッシュを掛ける。ここでダブルレッグを敷けると、デイヴィスは引き込むように下になる。初回のハイガードから腕十字に入ると、カモーシェはスラム2発でピンチを切り抜け気持ちが途切れたデイヴィスに担ぎパスを決める。デイヴィスは足を戻しクローズドに。頭をつけて腕を取られないようにするカモーシェに対し、キムラを仕掛けヒップスローでスイープを成功。残り10秒でパンチを集中させて試合終了に。
スプリットに割れた試合はデイヴィスに凱歌が挙がり、フライ級での新しいキャリアを勝利で飾った。