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【UFN123】これがインパクト判定か?! 火曜の夜CS出身のベニト・ロペスがモラエス振り切る

<バンタム級/5分3R>
ベニト・ロペス(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
アルバート・モラレス(米国)

ダナ・ホワイト火曜の夜コンテンダーシリーズから、本戦出場を果たしたロペス。試合開始直後に左ハイを届かせたロペスに対し、モラエスも思い切りパンチを返していく。続く打撃の間合いで組んでバックに回ったモラエスだが、ここは自ら離れる。と、直後に左を被弾してロペスがダウン。立ち上がると、前に出て来たモラエスに飛びヒザを決めて逆にダウンを取り返す。

ロペスは起き上がったモラエスとの打ち合いのなかで、もう一度飛びヒザでダウンを奪う。そしてモラエスの起き上がり際にギロチンから後方回転し、マウント&ワンハンドギロチンの態勢へ。ブリッジからスタンドに戻ったモラエスのラッシュに、飛びヒザに失敗したロペスがバランスを崩し、バックを許す。立ちバックの状態が続き、モラエスが後方からパンチを打ち込む。ロペスが画面の展開を乗り切った。

2R、左ジャブの差し合いから、やや間合いが遠くなった打撃戦が続きロペスがミドルを蹴り込む。スイッチするロペスにオーソを続けるモラエスがジャブ、そしてローを蹴っていく。ロペスはスピニングバックキック、近距離で左ハイを放っていく。これをキャッチされながら、ロペスはパンチを連打する。モラエスも左ミドルを蹴り、ペースが落ちる中で左フックをヒットさせる。

モラエスは左右のローを入れ、ワンツーフックからロー。さらにフックの連打と中盤は試合を制しているモラエスに対し、ロペスは大技を見せるにとどまる展開に。飛び上がろうとしたロペスにローを蹴ったモラエスが、この回を取った。

最終回、ロペスは勢いを取り戻そうと左ミドルハイを2発見せ、左ジャブを放つ。防御したモラエスが左右のローを引き続き当てていく。ジャブの打ち合い、ロペスが左フックを届かせる。飛び蹴りをロペスが見せるも、スピードは落ちている。ミドルと見せて、左ハイを入れたロペス。ここから試合がスパークするかと思いきや、ロペスが距離を取る。

モラエスは右ボディフック、リーチの差を克服して前に出ていくとワンツーを決める。引っかけるような左フックを繰り出すモラエス、ロペスは左からの蹴りを続ける。右オーバーハンドに左フックを合わせるなど、静かな展開はモラエスのペース。残り1分、ロペスは高い打点の前蹴りを繰り出すが、距離は合わない。さらにローを受けて、後ろ回し蹴り、飛びヒザも当たらなかったロペス。

ここで試合終了に。初回はロペス、2Rはインパクトを取るとロペス、精度でモラエス。3Rはモラエスというのが順当な見方か。初回もロペスの方もダウンをしており10-8はないだろう。と、裁定は30-27をつけるジャッジも一人出た3‐0でロペスが判定勝ちを収めた。

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