【Invicta FC26】マイアがニエズビッチを破りフライ級王座2度目の防衛に成功
<Invicta FC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
ジェニファー・マイア(米国)
Def.3-0:49-46.49-46.49-46
アグニシュカ・ニエズビッチ(ポーランド)
ジャブと蹴りの交換のなかで、右を当てていく王者マイア。組みに行きたそうな打撃を伸ばすニエズビッチは、腕を戻さず顔面にパンチを受ける。ニエズビッチは首相撲からヒザを入れ、放れるとワンツーに続き左ハイを狙う。ワンツーを返したマイアは、右を差してケージにニエズビッチを押し込む。押し返せず、腕を差せないチャレンジャーだが、距離を取り直すと動きが滑らかになりパンチが伸びるように。
と王者は蹴り足を掴まれた状態で右フックを被弾し、ダウンを奪う。ガードを取った王者は腰を切って腕十字を狙ったマイアを軽くスラムしたニエズビッチは腕を抜く。マイアのアンダーフックもおっつけて潰したニエズビッチが初回を取った。
2R開始直後にワンツーを受け、足が泳いだマイアにニエズビッチがラッシュを掛ける。必死でクリンチに持ち込んだチャンピオンがエルボーを狙う。両差しでヒザを突き上げるマイアだが、ニエズビッチが左を差し返す。エルボーからパンチの連打に出たマイアは、ここで距離を取り直す。と、ニエズビッチが左ストレートのようなジャブを打ち込む。
マイアがジャブから右クロス、ニエズビッチは左リードに続き、ダブルレッグを狙う。スプロールしたマイアがワンツー、前に出てきたニエズビッチに右をヒットさせる。たまらずに組みに来たニエズビッチをケージに押し込んだチャンピオンは左右のヒザを連続で見せた。
3R、自らの左ミドルで姿勢を乱したニエズビッチ。ワンツーで前に出ると、マイアも左右のフックを返す。ワンツー、左リードアッパーを入れたメイアだが、直後にシングルレッグでテイクダウンを奪われる。マイアはハーフからクローズドガードに戻し、ニエズビッチが左エルボーを落とす。腰を切ったマイアだが、頭をしっかりとニエズビッチが胸につけており、顔を刈ることができない。
ハイガードに立ち上がったニエズビッチ、マイアも続きシングルを切ってパンチの打ち合いに。組んだマイアがケージにニエズビッチを押し込んだ状態で、ラウンド終了を迎えた。
4R、右オーバーハンド気味のパンチを伸ばすマイア。王者が圧力を強めるなか、ニエズビッチがケージに押し込まれる展開が増える。3分近くクリンチの展開が続き、ニエズビッチはオーバーフック&エルボーの連打をマイアの顔面に打ち込む。足がもつれるように組みなおしたマイアは、逆にエルボーを狙ったがクリーンヒットはなく、このまま5分が終わった。
最終回、左ローを入れて右に回る王者。挑戦者も左ミドルを返す。ニエズビッチの前進に左を当てたマイアが、足を使いつつ左を振るう。さらに右につなげたチャンピオンが左ジャブから右ストレート、ニエズビッチはダブルレッグを切られるなど、効果的な動きが影をひそめてしまっている。
残り2分、ニエズビッチは再びテイクダウンを防がれ、マイアの左ジャブを被弾する。それでも前に出てワンツーから、右アッパーを当てたニエズビッチがダブルレッグからケージへ。自ら離れたチャレンジャーが右フックに続く、左ストレートを届かせる。勢いをやや盛り返し前に出るチャレンジャーに対し、マイアはパンチを受けてからアッパーを放つ。残り10秒、パンチからのコンビネーションでダブルを仕掛けたニエズビッチだったが、マイアが切ってアッパーを連打したところでタイムアップとなった。
結果、ジャッジ3者とも49-46をチャンピオンにつけた。