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【Angel’s Fighting 05】あのオク・レユン=HEATライト級王者が、モンゴル人ファイターに判定負け!!

Angel's Fighting【写真】あのオク・レユンがモンゴル人ファイターに敗れるとは──もう中国、モンゴル、韓国、日本は横一線になりつつあるのかもしれない (C)ANGEL’S FIGHTING

11月28日(月・現地時間)、韓国はソウルのKBSアリーナでAngel’s Fighting05が開催され、HEATライト級王者オク・レユンが韓国在住のモンゴル人ファイター=ブレンゾリグ・バットムンクに敗れた。
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Angel’s Fightingは活動初期こそ女子&芸能志向から本格的格闘技に転換し、協定を結ぶHEATと同様にケージでキックボクシングも組まれている。そのAngel’s Fightingでオク・レユンが、ロードFCライト級トーナメント準々決勝でマンスール・ベルナウイに敗れたムングントスズ・ナンディンエルデンのチームメイトであるバットムンクと対戦した。

01オク・レユンは今年の2月に石川英司、7月に岸本泰昭を下しHEATライト級王座に就いた打撃良し、組み良し、その融合良しという注目のファイター。UFC出場を目指しRoad FCやTop FCでなく、第3団体のAngel’s Fightingで戦績を積んできた。

初回は両ワキを差したオク・レユンがクリンチで押し込みテイクダウンを試みるが成功せず、2R後半の打撃戦で劣勢となり判定負けを喫した。バットムンクもナンディンエルデン同様にロードFCライト級Tの国際予選から出場予定だったが、ケガで無念の欠場となっていた選手だが、オク・レユンの敗北は予想できなかった。HEATで強さを見せつけたオク・レユンを破ったバットムンク──ぜひとも、日本でその戦いぶりを見てみたいものだ。

この他、同大会では初めてタイトルマッチが組まれ、フェザー級王座決定戦ではチームMAD所属でキム・ドンヒョンの愛弟子ムン・ギボムがパラエストラ千葉所属の咲田ケイジと戦い、テイクダウンから寝技で試合をリード。打撃戦では咲田が優勢になったが、ライトクロスで逆にムン・ギボムがダウンを奪い3R中2つのラウンドを取りベルトをその腰に巻いた。

ヘビー級王座決定戦はAngel’s Fighting03でマジェウス・シウバに判定負けしているイム・ジュンスがリベンジ達成とともに王座奪取。この他、オク・レユンこそ敗れたものの散打ベースのユ・サンフンがKO勝ちでキャリア3連勝、コリアンゾンビMMAのチェ・カンジュをRNCで下したコ・ヒョンウなどチームMAD勢は4人出場して3勝1敗と強さを見せている。

そもそも一つのプロモーションに専属的な形で試合出場をしているジムが多い韓国MMA界にあって、チームMADはロードFC、トップFC、そしてエンジェルズ・ファイティングの全てに選手を送りこんでいる。そして、全イベントで王者を輩出しており名実ともに韓国MMA界のトップジムであることを示したといえよう。

またこの日はキックでも日本から4人が出場しているが、メインでチェ・ホンマンに敗れた内田ノボルをはじめ3選手が敗退、志村道場の鈴木万季弥のみ判定勝ちしている。

■Angel’s Fighting試合結果

<キック無差別級>
チェ・ホンマン(韓国)
Def.3-0
内田ノボル

<Angel’s Fightヘビー級王座決定戦>
イム・ジェンス(韓国)
Def.3-0
マジェウス・シウバ(ブラジル)

<Angel’s Fightフェザー級王座決定戦>
ムン・ギボム(韓国)
Def.3-0
咲田ケイジ(日本)

<キック70.4キロ>
ノ・ジェギル(韓国)
Def.3-0
曽根修平(日本)

<キック67キロ>
イ・デウォン(韓国)
Def.2R2分53秒by KO
福屋賢治(日本)

<女子ストロー級>
ソン・ヒョギョン(韓国)
Def.1R2分48秒by TKO
檜山美樹子(日本)

<ライト級>
ブレンゾリグ・バットムンク(モンゴル)
Def.3-0
オク・レユン(韓国)

<フェザー級>
コ・ヒョンウ(韓国)
Def.1R2分04秒by RNC
チェ・カンジュ(韓国)

<女子キック55キロ>
鈴木 万李弥(日本)
Def.3-0
イ・ドギョン(韓国)

<ライト級>
ユ・サンフン(韓国)
Def.1R2分43秒by KO
イ・テジュ(韓国)

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