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【GRANDSLAM06】田中路教、ボントリンを攻め抜き――違いを見せて一本勝ち

Nori【写真】最後はしっかりとタップまで奪って見せた(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
田中路教(日本)
Def.3R2分27秒 by RNC
ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)

右をまず当てた田中は、ボントリンの蹴り足をキャッチしパンチを入れて一気にテイクダウンに成功させる。首を抱えたボントリンから、田中は足を一本跨ぎ、さらに足を束ねるようにボントリンの背中をマットにつけ、頭を引き抜く。ボントリンは腰を言って十字狙いも、これに対処してパウンドを打ち付けていく。

ボントリンがワキを差してきても立たせない田中は、ハイガードもさばき右のパンチを連打する。左ヒジを打ちつけ、強いベースからパンチを続ける田中だったが、ボントリンは残り30秒のスクランブルで後方への投げからバックテイク。ここでも田中は持ち前の動きで、ボントリンを前方に落とし初回を完全に取った。

2R、左を伸ばし積極的に右フックを田中が狙う。これは空振りに終わったが、ボントリンの左フックに組みつきボディロックからテイクダウンを決める。ボントリンの下からのエルボーにも、足を越えてパンチを落とす田中はフルガードに戻されると鉄槌を落とす。頭を抱える動きで耐えようとするボントリンに対し、右のエルボーを2発入れた田中はパスに成功する。

ボントリンが足を戻すと、ヒジを打ち付け立つスペースを与えない田中はエルボーをテンポよく入れてこの回も取った。

最終回、スタンドでも圧力をかけ右クロスをヒットさせた田中は、ここも一気にていうダウンを決める。勢いのある右のパウンドを打ち付け、足を抜いてパスまで持ち込むとサイドから一気にバックへ。ボントリンが立ち上がっても、落とされないようにバランスをキープした田中がRNCへ。ボントリンは後方へ倒れ込むも、一気に絞めを極めた田中は勝利とともにケージに駆け上がり、絶叫。

そして「ありがとう」を連呼し、マイクを握ると「どうしても今日は勝ちたくて、本当に勝ちたかった。今年の2月にUFCで負けてリリースされちゃいました。どうしても、あそこで一番になりたいです。皆の気持ちを裏切ってしまったけど、僕はあそこにたどり着きます。もう少しだけ見守っていてください」と話した。


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