【UFN118】無類の打たれ強さを持つロボフもテイクダウンにはからっきし、フィーリが3-0で勝利
<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
アルテム・ロボフ(ロシア)
フィーリがまず右ミドルを入れる。さらにローから左ジャブを伸ばすと、ロボフが左を返す。右に回りつつ右ハイ、左ジャブを見せたフィーリだが、ロボフが左を返す。左右に回るフィーリのパンチでロボフは既に鼻血を流し、左目の周囲をカットしている。リーチで上回るフィーリが当てて離れるなか、ロボフは常に前に出て正面で戦おうとする。左ジャブを被弾するロボフ、フィーリは左ミドルを蹴られ右ストレートを打ち込む。ロボフは左ミドルから左を返し、ノーガードで距離を詰めていく。
フィーリが右ミドルから左ジャブ、右フックを振るう。と、フィーリの右ハイがロボフの頭部を取られ、ダウンを奪う。この一発でKOされてもおかしくない蹴りを受けながら、ロボフはパウンドを受けつつ立ち上がったが、当然のようにラウンドは落とした。
2R、フィーリが右ミドルを入れ、ロボフが左フックを放つ。基本右回りを続けるフィーリを追いかけるロボフの方が明らかに被弾数が多いが、前に出続けるため劣勢の印象が薄まる。それでもフィーリを追いかける度にパンチを被弾するロボフが、左を振るう。フィーリが右を返し、左ジャブを当てて移動する。フィーリのダブルレッグを切ったロボフだが、右を受ける。左を返し、左右のフックを振るうロボフにフィーリはワンツーを打ち込む。ロボフはそれでも左ミドルを蹴り込み、右を振るうなど前進を止めない。
そこにワンツーを入れたフィーリ。さらにダブルレッグを決めると、マクレガーがケージの外で指示を与え、コーナーマンでないため注意を受ける。直後にスタンドに戻ったロボフが組んでケージにフィーリを押し込むも、ポイントの挽回には至らなかった。
インターバル中のコーナーの後ろに移動し、アドバイスを送るマクレガーにインスペクターが注意を与える。最終回もフィーリが回ってパンチや蹴りを繰り出し、ロボフが追いかけてパンチを振るうという展開は変わらない。1分経過前にダブルレッグを決めたフィーリが、試合をまとめに掛かる。足を一本抜いたフィーリにロボフはヒールフックを仕掛ける。
体を捩じり、足を引き抜いてスタンドに戻ったフィーリはパンチを一発被弾した直後にダブルレッグでテイクダウン、ガードの中から肩固めを狙う。ロボフは足関狙いがスクランブルに持ち込み立ち上がったが、直後にテイクダウンを許してしまう。左足を抜いたフィーリは、ヒールの仕掛けにスタンドに戻り、直後にボディロックテイクダウンを決める。フィーリに続き、ロボフが立ち上がったところでタイムアップに。
フルマークの判定勝ちを収めたフィーリは「コナー・マクレガーが色々と騒いでいたけど、僕のコーチのユライア・フェイバーは皆を尊敬するようにって言っているんだ」とフィーリはマクレガーにチクりと言い放った。