この星の格闘技を追いかける

【DWTNCS08】20ポンド重いメイスをパウンドアウト、クロウダーは「1試合契約で構わない」

<ヘビー級/5分3R>
アレン・クロウダー(米国)
Def.3R4分12秒by TKO
ドンテイル・メイス(米国)

メイスが左ローからスピニングバックフィストを見せる。クロウダーは右ローを返し、左ジャブから右ストレートを狙う。サウスポーのメイスも思い切り左ストレートを放ち、オーソに構えを変える。右を当てて組み付いたクロウダーの頭を押して、小手投げからバックコントロールとしたメイスだが、スクランブルからシングルレッグで逆にリバーサルを許す。

パス狙い、バックを取ったクロウダーに対し、メイスは前転からスクランブルへ。スピーディーな動きを見せる両者、ここもクロウダーがトップを取り切りエルボーを落としていく。ギロチン狙いのメイスをパスしたクロウダーが、バックへ。ここでメイスが立ち上がり、クロウダーのシングルをメイスがギロチンで切ったところで初回が終了した。

2R、思い切り右オーバーハンドを放つメイスは、左ミドルを当てワンツーを伸ばす。クロウダーも右を当てて、距離を詰めるとメイスがスピニングバックフィストを見せる。疲れが伺える両者。クロウダーはフックを振るい、組んでバックへ。バックスローを狙ったクロウダーをメイスがキムラロックから後方へ投げる。すぐに起き上がったクロウダーは、投げたまま転がった状態のメイスからマウンドを奪取。

メイスのブリッジにクロウダーが腕十字を合わせようとしたが、失敗しガードを強いられる。メイスが担ぎパスからバックも前方に落ち、シングルを切られてパンチを被弾する。右腕を差し上げてリバーサルに成功したメイスが、サイドを取る。相当に消耗しているなか、クロウダーがキムラスイープを決めて、アームロックへ。ここでタイムアップとなったが、クロウダーが2Rを連続して取った。

最終回、疲れを隠せないメイスが力なく組みつく。ケージに詰められたクロウダーがウィザード。離れたメイスに右を連打するクロウダーは、右ストレートからダブルレッグへ。ケージに押し込んでからテイクダウンに成功したクロウダーは、ハーフで抑えパンチ、足を抜いてマウントに。アメリカーナが極まらないとみると、パンチに切り替えたクロウダーが再度アメリカーナへ。これも極まらず、右エルボーが顔面に落とす。右のパンチを連打したクロウダーは、右のエルボーを3発、4発と落としTKOを勝ち取った。

「20ポンド重い相手だけどグラウンドに持ち込んで、サブミットすることが目的だった。4試合契約は要らない。1試合、カーティス・ブレイズと戦わせてくれたら、それで構わない。あの時の俺は体調不良だったんだ」と、クロウダーは過去敗北を喫しているUFCファイターの名前を挙げた。


PR
PR

関連記事

Movie