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【UFC117】イム・ヒョンギュ戦、UFCデビューまで2カ月を切った阿部大治「普通にKO勝ちできる」

Daichi Abe【写真】無敗の選手特有の無敵感が感じられる阿部大治 (C)MMAPLANET

7日(月)、東京都港区のカルペディエム三田で9月23日(土)にさいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるUFC Fight Night117「Shogun vs St.Preux 2」に出場する阿部大治、朱里の両者、そして同大会のためにPR来日を果たしたUFC世界フェザー級王者マックス・ホロウェイ、さらにUFC殿堂入りを果たした桜庭和志の出席の下プロモーション・イベントが行われた。

ここではイム・ヒョンギュと対戦が決まっている阿部の一問一答の模様をお届けしたい。


──プロモーション・イベントへの参加、UFCファイターになった実感がわいてきますか。

「そうですね。取材してくださる方の数も増えてきていますし、そういう気はしています。だからといって僕自身が変わることはないのですが、やはりUFCで戦うということは対戦相手も強くなるので、いつも以上に練習はしています」

──もう試合まで2カ月を切っていますが、ハワイのHMCで準備することなのあるでしょうか。

「今回は試合の1カ月前からハル会長(嶋西晴臣)が日本に来てくれるので、一緒にこっちで調整できます。ハル会長が来日するまでも、練習スケジュールや対策など確認しながらやっていこうと思っています」

──ハルさんだと、豪快に左ボディ効かせて決めろっていう豪快な一言がありそうですね。

「アハハハ。そういう感じだと思います。ハル会長はそういう方なので。僕のあの大陸的なところが大好きなんです」

──対戦相手のイム・ヒョンギュは、これかで対戦経験がない長身のストライカーです。

「確かにリーチも長いです。でも、間合いに入って打撃を入れれば良いので。多分なんですけど、普通にKO勝ちできると思っています」

──自信あふれる言葉ですね。ところで三浦広光選手の持つウェルター級KOPのベルトに挑戦した試合では、その試合前の言葉通り見事なKO勝ちでしたが、序盤はパンチを被弾していたシーンもありました。

「ただカットはあったけど、全く効いていなかったので僕のなかでは怖さはまるでなかったです。とにかく1Rは蹴って、前足を潰していこうと思っていました。決定的に前足に蹴りを入れると相手は動けなくなるので。そして、2Rに倒そうと戦っていたのですが、ちょうど前に出てくるところで右を合わせることができて、蹴りとパンチが噛み合ったファイトになりましたね。

MMAPLANETで青木(真也)選手が僕は蹴りがあるから、パンチが生きてくるって言ってくれていたじゃないですか?」

──ハイ。

「ハル会長ともあの記事のことを話して、『青木選手、そう思ってくれているんだ。分かってくれている』って嬉しかったです」

──パンチと蹴りがバラけていない。そして左右両方を蹴ることができるのが阿部選手の強味ですね。

「ローからミドル、ハイを両足で蹴ることができます。加えて足払いもできるので、これから武器になると思っています」

──怖いのは貰った時にカッとなることです。

「そうなんです。冷静に戦おうとずっと心掛けているので、前のように熱くならないようには戦えるんじゃないでしょうか。う~ん、でも感情が入ってしまうとどうなるのかな(笑)」

──それは最後の最後までとって置いて戦ってほしいです(笑)。6戦目のUFC出場はそれこそ、色々な反応があったと思います。その辺りについては?

「賛否両論あると思います。だから、結果を残して分かってもらいます。ランキング20位ぐらいの相手に日本大会でしっかりと勝てば、僕がUFCで通用することは自然と理解してもらえるはずですから。必ず勝ちます。

UFCで戦うのが目標でなくて勝つこと、チャンピオンになることが目標なので。日本大会に出て倒して勝って、ラスベガスで金網の中に入りたいです。それと、ここでまず1勝を挙げて米国のジムがどんな感じなのか、練習環境の視察をしようかとも考えているんです」

──阿部大治の世界戦略の一歩が始まるわけですね。

「だからこそ、イム・ヒョンギュを倒します。誰からも認められる試合をする。無茶じゃない打撃戦を見せて、1RからKOを狙って勝ちます」

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