【写真】恐らくは日本MMA史上、最強レベルの女子MMAマッチになるだろうガデーリャ×アンドレジ(C)Zuffa LLC/Getty Images

27日（木）、UFC JAPANより9月23日（土）にさいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるUFC Fight Night117「Shogun vs St.Preux 2」の新たなカードが発表された。

これまでメインのマウリシオ・ショーグン×オヴァンス・サンプレー戦以外はグーカン・オズカンも含め、日本人絡みもしくは日本に縁のある選手たちの試合が明らかとなっていたが、今回は女子ストロー級マッチ＝クラウジア・ガデーリャ×ジェシカ・アンドレジというブラジル人女子同士の顔合わせが決まった。

日本人が絡まない女子MMAは、ともにヨアナ・イェンジェチックの持つ世界王座に挑戦したことがある女子ストロー級のトップ対決でもある。アンドレジは5月に世界王座に挑んだばかりで、これが復帰戦。2013年7月からUFCに上がり、当初はバンタム級で戦っていたが4勝3敗の時点で一度オクタゴンを離れた。その後、ブラジルのローカル大会でフライ級を経験すると、ストロー級ファイターとしてUFCに戻ってきた。

それから3連勝を経てヨアナに挑戦している。一方、ガデーリャはインヴィクタFC06で日本の浜崎朱加に初黒星を与えたファイターで、2度のインヴィクタでの試合が流れると、そのままUFCデビューし、2戦目でチャンピオンとなる前のヨアナと対戦。スプリット判定負けとなったが、最も女子MMA界の絶対王者を苦しめたのが彼女だ。

その後、WSOF世界王者だったジェシカ・アギラーを破り、世界戦でヨアナと再戦。序盤はテイクダウンからグラウンドでリードしたもののヨアナの反撃に合いベルトには手が届かなかった。ガデーリャは現在2連勝中で一番最近の試合では、これも世界挑戦経験のあるカロリーナ・コバケビッチと対戦し、最初の組みの展開でテイクダウンからRNCを極めている。

打撃はアンドレジ、組み&寝技はガデーリャ。より武器が多いのは後者。なんといっても17試合を戦って、ガデーリャはヨアナにしか敗北を喫していない。そして、ヨアナ以外の相手には打撃でも互角以上に戦え、絶対的な武器＝寝技を持っている。

いずれにせよ、ガデーリャ×アンドレジ戦では女子MMAのワールド・トップクラスの戦いが見られること間違いない。

PR

PR