【UFC261】ミズ・パーフェクト、シェフチェンコがTDからコントロールでアンドレジを寄せ付けず完勝
<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
ヴァレンチーナ・シェフチェンコ(キルギス)
Def.2R3分19秒by TKO
ジェシカ・アンドレジ(ブラジル)
場内ではヴァレンチーナ・チャントが起こるなか、シェフチェンコがワンツーを繰り出す。アンドレジのローをキャッチしたシェフチェンコはボディロックテイクダウン。立ち上がったアンドレジをもう一度倒す。直ぐに立ち上がるアンドレジだが、バックを取られたままだ。リリースしたシェフチェンコが後方から左ハイを狙った。
ワンツー、スリーをシェフチェンコがヒットさせると、アンドレジが効いたような動きを見せてクリンチへ。小外からボディロックテイクダウンを決めたチャンピオンがハーフで抑える。足をフックする前にRNCを組んだシェフチェンコが、上を向かれて対応に絞めを解く。それでも胸を合わせず背中を取り、スタンドに戻ってもバックコントロールを続ける。ここから正面に回ったシェフチェンコはヒザをボディに入れ、もう一度テイクダウンを決める。サイドで抑えた王者が初回を完全に支配した。
2R、右リードフックを見せるシェフチェンコは、組んで投げを打ってきたアンドレジをボディロックでテイクダウン。ハーフで抑えられ、ボディを殴られたアンドレジはなんとかスクランブルに持ち込むが、豪快なリフトを決めてきたポジションでも、体を振られまたもボディロックテイクダウンを決められてしまう。
シェフチェンコはクルスフィックスに取り、パンチからエルボーを連打。暴れても腕を抜くことが出来ず、エルボーを被弾し続けたアンドレジ。レフェリーが試合を止めた。ずば抜けた強さを見せつけたチャンピオン、彼女と互角に戦うには現状のバンタム級のトップファイターが、減量を上手くしてフライ級に落としてくるケースしか考えられないか。
「私は皆を驚かせるのが好きなの。打撃を使わなくても、私のファイト。何でもできる。ストップされるまで厳しく殴ったわ。私は誰とでも戦う。ここにいるから」と話し、続いてロシア語、スペイン語で言葉を続けた。