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【Ground Impact】WEST JAPAN2017 ムンジアル帰りの加古拓渡、レジェンド中村大輔──圧勝

Podium【写真】アダルト黒帯フェザー級の加古、マスター2黒帯ミドル級の中村。圧倒的な強さを見せて優勝を飾った(C)JBJJF

18日(日)、大阪・豊中市立武道館ひびき第1競技場で日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)公認の『GroundImpact WEST JAPAN 2017』が開催された。ムンジアル終了後、帰国してすぐにエントリーした加古拓渡がアダルト黒帯フェザー級で優勝。マスター2黒帯ミドル級はレジェンドの中村大輔が制するなど、大会は大いに盛り上がった。
Text by Takao Matsui


Kako今年もムンジアルに出場したばかりの加古拓渡が、帰国後すぐに大会へエントリーした。もちろんムンジアル後に限らず、彼が試合するペースは国内では多いほうだろう。飽くなき向上心が、彼を試合へと導いているのかもしれない。

アダルト黒帯フェザー級に出場した加古は、本人が志願したのか逆シードに選ばれた。一回戦は高瀬真人と対戦した加古は、ボトムからフットロックを狙う。高瀬は加古の襟を持って立ち上がろうとするが、反転されてしまう。加古がリバースしたままフットロックで締め上げると、高瀬がタップの意思表示。わずか1分弱で勝負がついた。

準決勝で加古は、シードの清水隆広と激突。ボトムからスイープを狙った加古だが、これは清水が回転しながら反応して難を逃れる。だが加古は、すかさずスイープを決めてポイントを奪った。清水も意地を見せてスイープをやり返すが、加古に逆にスイープを決められる。さらにパスからバックに回られてしまい、送り襟絞めを極められてしまった。加古は連続の一本勝ちで決勝へ進出した。

決勝戦。加古は、後藤貴史を破った小林賢輔と対戦した。ダブルガードから立ち上がった小林に対して、ベリンボロから後転系のスイープを決めてポイントを奪う。足を取った加古は、反転してバックを奪い、そのまま送り襟絞め。全試合一本勝ちで加古が制した。

Nakamuraマスター2黒帯ミドル級は、中村大輔が登場。柔専館の伊東元喜と対戦した。引き込んだ中村は、伊東からスイープの2ポイントを奪うと、流れるようにパスガードにも成功。さらにニーオンザベリー、パスガードでもポイントを重ね、10-0。そしてニーオンザベリー、マウントを奪い、最後はリストロックで中村が一本勝ちを収めた。

決勝戦は、敗者復活で原晃を破った伊東と中村がマッチアップ。足技で伊東を崩した中村は、テイクダウンポイントを奪う。ニーオンザベリー、マウントと流れるようにポイントを重ね、腕を極めにいくが伊東がディフェンス。ボトムから片足を取りながらスイープを成功させる中村。ニーオンザベリー、バックでさらにポイントを加算する。最後は送り襟絞めで一本勝ち。圧倒的な差で中村が頂点に立った。

■GroundImpact WEST JAPAN 2017主なリザルト

【団体成績】
優勝 ねわざワールド阪神支部
準優勝 グレイシーバッハ
3位 吹田柔術

【アダルト黒帯フェザー級】
優勝 加古拓渡(グラップリングシュートボクサーズ)
準優勝 小林賢輔(G-FREE)
3位 清水隆広(柔専館)
3位 後藤貴史(吹田柔術)

【アダルト黒帯オープンクラス】
優勝 清水隆広(柔専館)
準優勝 後藤貴史(吹田柔術)
3位 小林賢輔(G-FREE)

【マスター2黒帯ミドル級】
優勝 中村大輔(パトスタジオ)
準優勝 伊東元喜(柔専館)
3位 原晃(吹田柔術)

【マスター1エキスパートフェザー級】
優勝 本城聖士(徳島柔術)
準優勝 津久井空(ねわざワールド阪神支部)

【マスター1エキスパートライト級】
優勝 吉永博之(パラエストラ大阪)
準優勝 中野渡啓示(総合格闘技道場コブラ会)

【マスター1エキスパートオープンクラス】
優勝 津久井空(ねわざワールド阪神支部)
準優勝 中野渡啓示(総合格闘技道場コブラ会)

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